音楽祭の記憶
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今回も、1967年にウィーン・コンツェルトハウスで行われた世紀の「マーラー・ツィクルス」の話。前回、「ツィクルス」につい…
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今から20年ほど前になるだろうか。指揮者・小澤征爾の長女である小澤征良さんが書いた『おわらない夏』というエッセイがベス…
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湖上のオペラ「ブレゲンツ音楽祭」。1946年からスタートしたこの音楽祭は、ボーデン湖の上に特大の立体的な舞台装置が組まれ…
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前世紀、当時のソ連が生んだ代表的ピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテル(1915-1997)。バッハの平均律ピアノ曲集やベートー…
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クラシック音楽ファンなら多くの方が考えるだろう“夢”の一つに、前世紀の巨匠指揮者ウィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-…
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ミラノ、ロンドン、シカゴ、ウィーン、ベルリン、ルツェルンと、国際的に活躍したイタリア人指揮者クラウディオ・アバド(193…
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第2次世界大戦の敗戦によって中止されていたバイロイト音楽祭が1951年7月、ついに再開された。指揮台に立ったのはヴィルヘル…
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2017年、20世紀のスター指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンによって1967年に設立されたザルツブルク復活祭音楽祭は50周年を…
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国際的避暑地でもあるスイスは、音楽祭やセミナーなどが数多く催される“音楽祭大国”でもある。1938年に始まったルツェルン音…
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「シューベルティアーデ」とは、その名からも想像される通り、フランツ・シューベルト(1797-1828)の歌曲、ピアノ曲、室内…
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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)の最後の交響曲、第9番《合唱》。この曲を聞くと、年末気分になるという…
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スター指揮者で二十世紀を代表する巨匠のヘルベルト・フォン・カラヤンは、モーツァルトの生地オーストリアはザルツブルクの…
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マルタ・アルゲリッチ(1941- )と言えば、ショパンはもとより、シューマン、ラフマニノフ、あるいはラヴェルといったロマン…
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20世紀最高のバリトン歌手、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(1925-2012)は、生涯で千枚を超えるレコードを残した…
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ロンドン・ヴィクトリア駅から列車で1時間ちょっとのルイスで下車し、そこからタクシーで約10分。視界の先にグラインドボー…
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今回は映像もの。「クナッパーツブッシュ」という一風変わった名前の指揮者が、ワーグナーの《ワルキューレ》という劇作品の…
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日本で最もチケットの取り難い音楽祭の一つに「セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)」がある。Webのチケット・サイトで…
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ドイツでは、「観光街道」と呼ばれる観光コースが150ルート以上設定されているという。その中で、我々日本人でもよく知ってい…
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1990年、チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、その後もトップ・ヴァイオリニストとして活躍を続ける諏訪内晶子。彼女が…
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モーツァルトの劇作品の中で、このところ上演が増えているものに《皇帝ティートの慈悲》がある。《魔笛》と並んで「最後の年…