ロンドン発 〓 マリン・オールソップがフィルハーモニア管の首席客演指揮者に

2023/04/25
【最終更新日】2023/06/05

ロンドンを拠点とするフィルハーモニア管弦楽団(The Philharmonia Orchestra)が新シーズンから、米国の指揮者マリン・オールソップ(Marin Alsop)を首席客演指揮者に迎えると発表した。任期は2023/2024シーズンから3シーズン。

オールソップは1956年、ニューヨーク生まれの66歳。2005年から2021年までボルティモア交響楽団の音楽監督を務め、米国のメジャー・オーケストラの音楽監督を務めた初の女性指揮者で、2019/2020シーズンからウィーン放送交響楽団の首席指揮者を務めている。

また、2020年にはシカゴ交響楽団がレジデント・オーケストラを務めるラヴィニア音楽祭の首席指揮者に就任、2025年まで務めることになっており、シカゴ交響楽団の次期音楽監督の候補者の一人としてその名前が音楽メディアで取り沙汰されている。

フィルハーモニア管弦楽団の首席指揮者は2021/2022シーズンからフィンランドの若手指揮者サントゥ=マティアス・ロウヴァリが務めており、終身名誉指揮者にクリストフ・フォン・ドホナーニ、桂冠指揮者にエサ=ペッカ・サロネン、名誉首席客演指揮者にジョン・エリオット・ガーディナーという布陣となる。

写真:Royal Philharmonic Society / Steve Sherman


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. アムステルダム発 〓 オランダ放送フィルが首席指揮者のカリーナ・カネラキスとの契約を再延長

  2. ブタペスト発 〓 第3回「バルトーク国際コンクール」で、日本のクァルテット・インテグラが優勝

  3. ブリュッセル発 〓 モネ劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表、カステルッチの新演出による《ニーベルングの指環》が登場

  4. ベルゲン発 〓 第17回「グリーグ国際ピアノ・コンクール」で石井楓子が第1位に

  5. ローマ発 〓 ローマ歌劇場が「カラカラ浴場」での公演を再開、2022年の夏から

  6. モントリオール発 〓 モントリオール響の次期音楽監督にラファエル・パヤーレ

  7. ストラスブール発 〓 ストラスブール・フィルの次期音楽監督にアジス・ショハキモフ

  8. ニューヨーク発 〓 指揮者のマイケル・ティルソン・トーマスが11月に現場復帰

  9. 東京発 〓 2020年度の分配額が過去最高の1206億円、日本音楽著作権協会

  10. 訃報 〓 ラルス・フォークト(51)ドイツのピアニスト

  11. チューリッヒ発 〓 チューリッヒはワクチン証明か、その場での検査陰性で入場可

  12. アムステルダム発 〓 フランソワ=グザヴィエ・ロト、コンセルトヘボウのシェーンベルク生誕150年記念コンサートから外される

  13. エルサレム発 〓 ジュリアン・ラクリンがエルサレム響の次期首席指揮者に

  14. ボストン発 〓 ヘンデル・ハイドン協会が次期芸術監督に英国の指揮者ジョナサン・コーエン

  15. 東京発 〓 細川俊夫の《オーケストラのための『渦』》が第68回「尾高賞」に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。