ボルチモア発 〓 マリン・オールソップがシーズン終了をもってボルティモア響の音楽監督を退任

2020/02/27

指揮者のマリン・オールソップ(Marin Alsop)が今シーズン終了後、ボルティモア交響楽団(Baltimore Symphony Orchestra)の音楽監督を退任することになった。退任後は桂冠指揮者となるという。

オールソップがボルティモア響の音楽監督に就任したのは2005年。米国のメジャー・オーケストラの音楽監督に初めて就任した女性指揮者として注目を集めた。

オールソップは1956年、ニューヨーク・マンハッタンの生まれ。イェール大学卒業後、ジュリアード音楽院でヴァイオリンを学び、タングルウッド音楽祭で師事したレナード・バーンスタインの愛弟子。2019/2020シーズンからはウィーン放送交響楽団の首席指揮者も兼任している。

ボルティモア交響楽団は1916年、市立管弦楽団として設立。1942年から自主運営団体として運営されてきたが、最近は財政難に伴う楽団員のストライキなどで話題に上ることが多くなっていた。

写真:Baltimore Symphony Orchestra / Steve J. Sherman

関連記事

  1. 訃報 〓 ハンス・ノイエンフェルス(80)ドイツの演出家

  2. ライプツィヒ発 〓 ライプツィヒ歌劇場が3日からオペラ3作品をストリーミング配信

  3. ニコシア発 〓 ギュンター・ノイホルトがキプロス響の芸術監督に

  4. ローマ発 〓 パッパーノの後任にガッティが急浮上、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団

  5. ライプツィヒ発 〓 ゲヴァントハウス管が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表、目玉は「マーラー・フェス」

  6. ミラノ発 〓 スカラ座が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  7. ブカレスト発 〓 ブカレスト国立オペラの芸術監督にイスラエルの指揮者エイタン・シュマイザー

  8. クリーブランド発 〓 オーストリアの実業家がマーラーの交響曲第2番《復活》の自筆譜をクリーブランド管に寄贈

  9. クアラルンプール発 〓 マレーシア・フィルの音楽監督に準・メルクル

  10. パリ発 〓 レジス・パスキエの愛器1736年製「グァルネリ・デル・ジェス」が競売に、推定落札価格は5億円超

  11. パリ発 〓 長引くスト、国立オペラの《セビリアの理髪師》も上演中止

  12. ミラノ発 〓 スカラ座の合唱団メンバーから陽性反応、新型コロナウイルス

  13. ハンブルク発 〓 ハンナ・チャンがハンブルク響の首席客演指揮者に

  14. フィラデルフィア発 〓 フィラデルフィア管弦楽団が2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表、トゥガン・ソヒエフも客演

  15. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が“Nightly Met Opera Streams”の第8週のラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。