米国ショルティ財団(The Solti Foundation U.S.)が2023年の「ゲオルグ・ショルティ指揮者賞」を原田慶太楼(Keitaro Harada)に贈ると発表した。受賞者には賞金30,000ドルの他、シカゴ交響楽団とシカゴ・リリック・オペラなどで指揮する機会が与えられる。
財団は2000年、名指揮者ゲオルク・ショルティ(1912-1997)の顕彰を目的に設立された団体。ショルティはハンガリー出身で後に英国に亡命、アメリカでは長くシカゴ交響楽団の音楽監督を務めた。
財団は2004年から才能のある若手指揮者を支援するためのプログラムをスタートさせ、原田も2014年、2015年、2016年、2020年、2021年、2022年に支援を受けてきた。指揮者賞の創設は2007年で、2013年から受賞者を毎年選んでいる。
原田は1985年、東京生まれの38歳。17歳で単身渡米、米国で研鑽を積み、現在は米国ジョージア州南東部サバンナ・フィルハーモニックの音楽・芸術監督の他、日本では2021年から東京交響楽団の正指揮者を務めている。
写真:Atsushi Yokota
もっと詳しく ▷
エバンストン発 〓 原田慶太楼に2023年の「ゲオルグ・ショルティ指揮者賞」
2023/04/26
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。