メゾ・ソプラノ歌手のエミリー・ダンジェロ(Emily D’Angelo)が17日、今年の「レナード・バーンスタイン賞」を受賞した。賞は2002年、音楽祭の創設に深く関わった故人を記念してドイツの貯蓄銀行金融グループ (Sparkassen Finanzgruppe)がスポンサーになって若い音楽家に贈られている。賞金は10,000ユーロ(約118万円)。これまでピアノのラン・ラン(郎朗)やアンナ・ヴィニツカヤ(Anna Vinnitskaya)、チェロのアリサ・ワイラースタイン(Alisa Weilerstein)ヴァイオリンのバイオリニストのチャールズ・ヤン(Charles Yang)が受賞しているが、歌手の受賞は初めて。
ダンジェロはカナディアン・オペラ・カンパニーのメンバーとして活動する25歳。2017年の「新しい声」第2位、2018年の「オペラリア」優勝など、受賞歴多数。2018/2019シーズンには、メトロポリタン歌劇場にデビュー。モーツァルト《皇帝ティートの慈悲》のアンニオ、モーツァルト《魔笛》の侍女、プーランク《カルメル会修道女の対話》のマチルデ姉妹役などで出演している。
写真:Schleswig-Holstein Festival / Axel Nickolaus
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シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭 〓 今年の「レナード・バーンスタイン賞」にエミリー・ダンジェロ
2019/08/22
【最終更新日】2019/10/17
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