ロンドン発 〓 空席だったングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督にアンドレ・デ・リッダー

2025/05/23
【最終更新日】2025/06/23

英国のイングリッシュ・ナショナル・オペラ(English National Opera)が音楽監督にドイツの指揮者アンドレ・デ・リッダー(André de Ridder)を迎えると発表した。任期は2027/2028シーズンから。音楽監督のポストは、7年にわたってその任にあったマーティン・ブラビンズが人員削減案などに抗議して2023年10月に辞任してから空席になっていた。

デ・リッダーはベルリン生まれの54歳。ウィーンの国立音楽舞台芸術大学、ロンドンの王立音楽院などで学んで指揮者として活動。幅広いジャンルで活動し、2022年からドイツ・フライブルク市立劇場の音楽総監督(GMD)を務めており、そちらは2026/2027シーズンで退任するという。

イングリッシュ・ナショナル・オペラでは、2005年にジェラルド・バリー《ペトラ・フォン・カントの苦い涙》、2013年にミシェル・ファン・デル・アーの《サンクン・ガーデン》の、ともに初演指揮を手掛けている。2026年2月には2月には、ジェイミー・マントン演出で新制作されるのヴァイル《マハゴニー市の興亡》を指揮することが決まっている。

写真:New Zealand Symphony Orchestra


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