「オペラ・アワード2020」のノミネート作品が発表された。「オペラ・アワード」は2012年、英国のヘルスケア・リートを運営するハリー・ハイマンによって創立された国際賞。英国の月刊誌「オペラ・マガジン」の編集主幹ジョン・アリソンがが審査委員長を務め、欧米の音楽批評家たちが選考委員を務めている。授賞式は5月4日にロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場で行われ、ロベルト・アラーニャとアレクサンドラ・クルザクが出演する。主要部門賞のノミネート作品は以下の通り。
オペラ新作
・ヘンデル《アグリッピナ》
上演:バイエルン州立歌劇場・ロイヤル・オペラ・ハウス
演出:バリー・コスキー
・リムスキー=コルサコフ《皇帝サルタンの物語》
上演:モネ劇場
演出:ドミトリー・チャルニャコフ
・チャイコフスキー《スペードの女王》
上演:ライン国立オペラ
演出:リディア・スタイアー
・チャイコフスキー《魔女》
上演:リヨン国立オペラ
演出:アンドリー・ゾルダック
・ワーグナー《タンホイザー》
上演:バイロイト音楽祭
演出:トビアス・クラッツァー
・ヴォルフ=フェラーリ《スザンナの秘密》 / チャイコフスキー《イオランタ》
上演:オペラ・ホーランド・パーク
演出:オリビア・フックス
指揮者
・アラン・アルティノグリュ
・リッカルド・フリッツァ
・エドワード・ガードナー
・オクサーナ・リーニフ
・ヨアナ・マルヴィッツ
・キリル・ペトレンコ
演出家
・ヴァレンティナ・カラスコ
・ロバート・カーセン
・ポール・カラン
・ロッテ・デ・ベア
・リディア・スタイアー
・グレアム・ヴィック
女性歌手
・マリア・アグレスタ
・リーゼ・ダヴィドセン
・ クリスティーン・ガーキー
・ケイト・リンゼー
・リセッテ・オロペサ
・エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー
男性歌手
・カルロス・アルバレス
・ハヴィエル・カマレナ
・ステファン・グールド
・ルネ・パーペ
・ジョルジュ・ペテアン
・ラッセル・トーマス
ニュー・カマー
・アンドレア・ベルノー(演出家)
・アルペシュ・チャウハン(指揮)
・フィネガン・ダウニー・ディアー(指揮)
・マリー・ジャコー(指揮)
・ルイーザ・ミュラー(演出家)
・ダリュシュ・プシビルスキ(作曲)
録音(オペラ全曲)
・ベートーヴェン《レオノーレ》=Harmonia Mundi
ルネ・ヤーコプス / フライブルク・バロック・オーケストラ / マルリス・ペーターゼン / マキシミリアン・シュミット / ディミトリー・イヴァシュシェンコ、他
・グノー《ファウスト》=Palazzetto Bru Zane
クリストフ・ルセ / レ・タラン・リリク / ベンジャミン・ベルンハイム / ヴェロニク・ジャンス、他
・モニューシュコ《ハルカ》=Fryderyk Chopin Institute
ファビオ・ビオンディ / エウローパ・ガランテ / ティナ・ゴリナ / モニカ・レジオン=ポルシンスカ / マテウス・ポンペウ、他
・トビアス・ピッカー《ファンタスティックなきつね氏》=Boston Modern Orchestra Project
ジル・ローズ / ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト / ジョン・ブランシー / クリスタ・リヴァー、他
・トマ《ハムレット》=Naxos
ルイ・ラングレ / シャンゼリゼ管弦楽団 / ステファン・デグー / サビーヌ・ドゥヴィエル / ローラン・アルヴァロ、他
・ワイル《街の風景》=Bel Air Classiques
ティム・マレー / マドリード王立劇場管弦楽団 / パウロ・ゾット / パトリシア・ラセット / メアリー・ビーヴァン / ジョエル・プリエト、他
録音(ソロ)
・ベンジャミン・ベルンハイム:「ベンジャミン・ベルンハイム」
・ダニエル・ベーレ:モーツァルト・オペラ・アリア集「MoZart」
・エメーケ・バラート:17世紀ヴェネツィア歌曲集「私は歌いたい!」
・ヤクブ・オルリンスキ:バロック・オペラ・アリア集「ファーチェ・ダモーレ」
・ジュリー・フックス:「マドモアゼル」
・レイナウト・ファン・メヘレン:「デュメニ~リュリのオートコントル歌手」
若手歌手
・ザビエル・アンドゥアーガ(テノール)
・レナ・ベルキナ(メゾ・ソプラノ)
・ヴァシリーサ・ベルザンスカヤ(メゾ・ソプラノ)
・リディア・フリドマン(ソプラノ)
・テレサ・イエルヴォリーノ(メゾ・ソプラノ)
・キム・コヌ(テノール)
・ロベルタ・マンテーニャ(ソプラノ)
・ズザーナ・マルコワ(ソプラノ)
・クリスタル・E・ウィリアムズ(メゾ・ソプラノ)
・アデーラ・ツァハリア(ソプラノ)
写真:Opera Awards
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