訃報 〓 クラウディオ・シモーネ(83)イタリアの指揮者

2018/09/06
【最終更新日】2023/02/17

弦楽アンサンブル「イ・ソリスティ・ヴェネティ=I Solisti Veneti」の創設者として、日本でも広く親しまれたイタリアの指揮者、クラウディオ・シモーネ(Claudio Scimone)が6日、故郷パドヴァで亡くなった。83歳だった。肋骨を骨折し、その療養中だったという。

シモーネは1934年生まれ。故郷パドヴァの音楽院で学んだ後、カルロ・ゼッキ、ディミトリ・ミトロプーロス、フランコ・フェラーラに指揮法を学んだ。1959年に弱冠25歳でベネチアを本拠地とする「イ・ソリスティ・ヴェネティ」を起ち上げ、バロック音楽やルネサンス音楽の復活に取り組み、イタリアの知られざる名曲の発掘に力を注いだ草分け的存在。録音は150点を超え、中でも、アルビノーニ、ヴィヴァルディ、タルティーニなどの作品の録音の多さと質の高さは他の追随を許さない。

リスボンのグルベンキアン管弦楽団の名誉指揮者なども務めるなど、「イ・ソリスティ・ヴェネティ」の活動以外でも、指揮者として広く活躍。指揮活動のかたわら、1960年代からベネチア音楽院教授、ヴェローナ音楽院教授、パドヴァ音楽院院長を歴任。音楽学者、教育者としても国際的な名声を築いている。

写真:Concorso Internazionale Claudio Scimone


関連記事

  1. ボストン発 〓 ボストン響が音楽監督のネルソンスと期限なしの契約更改

  2. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルのメンバーに初のトルコ人

  3. ブリュッセル発 〓 王立モネ劇場が新シーズン、2025/2026シーズンの公演ラインナップを発表

  4. 広島発 〓 広島響の次期音楽監督にクリスティアン・アルミンク

  5. ロンドン発 〓 サカリ・オラモがBBC響との契約を延長、2026年まで任期延びる

  6. ウィーン発 〓 国立バレエの芸術監督にアレッサンドラ・フェリ

  7. ニューヨーク発 〓 ダウンしていたメトロポリタン歌劇場のウェブサイトが復旧、楽友協会はなお未開通

  8. ゲント発 〓 マルタ・アルゲリッチらが再考の署名運動、ラハフ・シャニ率いるミュンヘン・フィル排除のフランダース音楽祭に

  9. ストックホルム発 〓 ソプラノのバーバラ・ハンニガンが2025年の「ポーラー音楽賞」を受賞

  10. ウィーン発 〓 フォルクスオーパーの次期音楽監督に指揮者のオメール・メイア・ヴェルバー

  11. ウィーン発 〓 来年1月の《ナブッコ》で、ドミンゴが国立歌劇場にお別れ

  12. ウィーン発 〓 国立歌劇場がストリーミング第2週のラインナップを発表、新制作の《ドン・ジョヴァンニ》もライブ配信

  13. プラハ発 〓 ビシュコフが手術後の静養でチェコ・フィルの指揮をキャンセル、代役になんとブロムシュテット

  14. シカゴ発 〓 シカゴ響の第11代音楽監督にクラウス・マケラ

  15. ラス・パルマス発 〓 「オペラ・ラス・パルマス」が2022シーズンのラインナップを発表

    • 佐藤ともみ

    とても悲しいです
    ここ10年くらい日本に来てくれなくて、どうしたのかなと思っていたら、なくなっていたとは!

    とても残念です。
    客が帰りたくなるくらいのアンコールが懐かしい!わたしはずっとアンコールしてほしかったけど

  1. この記事へのトラックバックはありません。