グラーツ発 〓 グラーツ歌劇場が2018/2019シーズンのラインナップを発表

2018/05/01
【最終更新日】2022/05/12

オーストリア・グラーツ歌劇場が2018/2019シーズンのラインナップを発表した。歌劇場の音楽監督は2017/2018のシーズンからウクライナ出身の女流指揮者オクサーナ・リーニフが務めており、2年目のシーズンとなる。

リーニフは1978年、ウクライナ・ブロディ生まれで、リヴィウの音楽院で学んだ後、地元で指揮活動をスタート。2004年に行われたバンベルグ交響楽団主催の第1回「グスタフ・マーラー指揮者コンクール」で第3位を獲得した。

それをきっかけにバンベルグ交響楽団の指揮者ジョナサン・ノットのアシスタントに。その後、ドレスデン音楽院などで研鑽を積み、2013年からバイエルン州立歌劇場でキリル・ペトレンコのアシスタントを務めた経験を持つ。ラインナップは以下の通り。

2018.9
マスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ》
レオンカヴァッロ《道化師》
指揮:オクサーナ・リーニフ
演出:ロレンツォ・フィオローニ


2018.10
ロッシーニ《セビリアの理髪師》
指揮:マルクス・メルケル
演出:アクセル・ケラー


2018.11
リヒャルト・シュトラウス《サロメ》
指揮:オクサーナ・リーニフ
演出:フロレンティーネ・クレッパー


2018.12
ベーア《ポーランドの婚礼》
指揮:マリウス・ブルケルト
演出:セバスティアン・リッチェル


2019.1
フロトー《マルタ》
指揮:ロビン・エンゲレン
演出:ペーター・ルンド


2019.2
シマノフスキー《ロジェ王》
指揮:ローランド・クルティヒ
演出:ホルガー・ミュラー=ブランデス


2019.3
ドニゼッティ《ルチア》
指揮:アンドレア・サングイネーティ
演出:ヴェレーナ・ストイバー


2019.5
ウェーバー《オベロン》=コンサート・スタイル
指揮:オクサーナ・リーニフ


2019.5
プッチーニ《トスカ》
指揮:オクサーナ・リーニフ
演出:アレクサンダー・ シューリン

関連記事

  1. ヘルシンキ発 〓 第12回「シベリウス国際ヴァイオリン・コンクール」はヤン・インモが優勝

  2. カラカス発 〓 音楽教育プログラム「エル・システマ」の創立50周年を記念、ドゥダメル率いるしてシモン・ボリバル響がヨーロッパ・ツアー

  3. ウィーン発 〓 フォルクスオーパーの総監督に演出家のロッテ・デ・ベア

  4. ウィーン発 〓 ウィーン少年合唱団が2021年の海外ツアーをすべてキャンセルも、10月にニュー・アルバムをリリース

  5. フィラデルフィア発 〓 フィラデルフィア管が「男性メンバーの燕尾服着用をやめる」

  6. ミラノ発 〓 スカラ座が新シーズンの概要を発表

  7. ミラノ発 〓 スカラ座が「平和のためのコンサート」開催、ウクライナへの連帯を表明

  8. 東京発 〓 東京都交響楽団が音楽監督の大野和士との契約を延長

  9. 訃報 〓 ジェームズ・レヴァイン(77)米国の指揮者

  10. フィラデルフィア発 〓 マリン・オールソップがフィラデルフィア管の首席客演指揮者に

  11. ミラノ発 〓 シャイー緊急搬送される、スカラ座で指揮の途中に

  12. サンフランシスコ発 〓 マイケル・ティルソン・トーマスが最後の指揮台に

  13. ミラノ発 〓 スカラ座で新たに二人の感染者

  14. ロンドン発 〓 BBC響が首席客演指揮者のダリア・スタセヴスカとの契約を延長

  15. ローマ発 〓 イヴァン・フィッシャーがEUユース管の首席指揮者に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。