ウィーン発 〓 フォルクスオーパーが2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

2022/04/23

ウィーン・フォルクスオーパー(Volksoper Wien)が新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表した。フォルクスオーパーは新シーズンから、オランダの女流演出家ロッテ・デ・ベア(Lotte de Beer)が総監督に就任、オメール・メイア・ヴェルバー(Omer Meir Wellber)を音楽監督に迎えて、新体制がスタートする。

また、ベン・グラスバーグ、カルロ・ゴルトシュタイン、アレクサンダー・ジョエルという3人が首席客演指揮者を務めることも発表された。グラスバーグは2017年のフランス・ブザンソン国際指揮者コンクール、ゴルトシュタインは2009年のオーストリア・グラーツ国際指揮者コンクール、ジョエルは1996年のイタリア・スポレート指揮者コンクールで優勝している。

発表によると、新シーズンの開幕を飾るのは、ミレッカーのオペレッタ《デュバリー》。ミレッカーが《乞食学生》の3年前に仕上げた作品で、ヤン・フィリップ・グローガーが演出を手掛ける。指揮はカイ・ティーチェで、アンネッタ・ダッシュが主人公デュバリーを歌い、ルイ15世をテレビ俳優のハラルド・シュミットが演じて劇場デビューを飾る。

オペラの新制作は、《デュバリー》の他、ヴァイルの《三文オペラ》、オッフェンバック《天国と地獄》、ニコライ《ウィンザーの陽気な女房たち》、モーツァルト《後宮からの逃走》。2023年3月には、ドイツの作曲家モーリッツ・エッゲルトの新作オペラ《Die letzte Verschwörung=最後の陰謀》の世界初演も予定されている。

写真:Volksoper Wien


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. 訃報 〓 パウル=ハインツ・ディートリヒ(90)ドイツの作曲家

  2. ハンブルク発 〓 「ドイツ・グラモフォン」がブルース・リューと独占録音契約

  3. 東京発 〓 新国立劇場が2024/2025シーズンの公演ラインアップを発表

  4. バーミンガム発 〓 バーミンガム市響の次期首席指揮者に山田和樹、アーティスティック・アドバイザーも兼任

  5. ミラノ発 〓 スカラ座が新制作の《ニーベルングの指環》の第1弾、《ラインの黄金》をストリーミング配信

  6. 大津発 〓 びわ湖ホールが来年度の公演ラインナップを発表

  7. 訃報 〓 クリスタ・ルートヴィヒ(93)ドイツのメゾ・ソプラノ歌手

  8. ミラノ発 〓 スカラ座が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  9. パリ発 〓 パリ国立オペラが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  10. クリーブランド発 〓 クリーブランド管がセクハラ認定、コンサートマスターと首席トロンボーンを解任

  11. ミュンヘン発 〓 青木尚佳がミュンヘン・フィル初の女性コンサートマスターとしてデビュー

  12. 東京発 〓 第31回「高松宮殿下記念世界文化賞」音楽部門はアンネ=ゾフィー・ムター

  13. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立バレエ団が空席の監督にローラン・イレール

  14. シカゴ発 〓 ラヴィニア音楽祭が中止を発表

  15. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が“Nightly Met Opera Streams”の第8週のラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。