パリ発 〓 ハーディングの後任にクラウス・マケラ、パリ管の次期音楽監督

2020/06/19

パリ管弦楽団(Orchestre de Paris)の次期音楽監督にフィンランドの指揮者クラウス・マケラ(Klaus Mäkelä)を招くことに決めた。任期は2022/2023シーズンから昨シーズンをもって退任した(-2016)ダニエル・ハーディング(Daniel Harding)の後任。

マケラは1996年生まれの24歳。ヘルシンキのシベリウス音楽院でヨルマ・パヌラに指揮法、マルコ・ヨロネンにチェロを学んで指揮者に転身した。

2020/2021シーズンからオスロ・フィルハーモニー管弦楽団(Oslo Philharmonic Orchestra)の首席指揮者に就任することが決まっており、この5月には、活動を開始する前から契約が延長されて話題を集めた。

7月9日にパリ管を指揮する予定。9日のコンサートは、、オーケストラにとって、新型コロナウイルスの収束後初のパブリック・コンサートとなる。

昨シーズンをもって退任したハーディングは、エールフランス(Air France)のパイロットとして活動することが決まっている。先週になって1年としていた活動について、フィナンシャル・タイムズの取材に対して、延長の可能性を示唆している。

写真:Fred-Olav Vatne / Oslo Filharmonien


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ウィーン発 〓 フォルクスオーパーが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  2. ロンドン発 〓 ロストロポーヴィチ夫妻の遺品にオークションで高値

  3. 台北発 〓 ヤープ・ファン・ズヴェーデンがエバーグリーン響のアーティスト・イン・レジデンスに

  4. リューベンスク発 〓 リムスキー=コルサコフが亡くなった旧居が焼失

  5. ブダペスト発 〓 復帰進むデュトワが《青ひげ公の城》を指揮

  6. ワシントン発 〓 ヴァイオリニストの五嶋みどりにケネディ・センター名誉賞

  7. パリ発 〓 演出家のオリヴィエ・ピィがシャトレ座の支配人に就任

  8. ウィーン発 〓 国立歌劇場、12月13日に《ドン・カルロ》で再開場

  9. ピアチェンツァ発 〓 市立劇場が5月16日の再開場を発表、ドミンゴ、ムーティの出演続く

  10. パリ発 〓 国立オペラのリスナー総裁が新制作のキャンセルに言及、長引くストライキの影響で

  11. シュトゥットガルト発 〓 クルレンツィスツィスがコンサートのプログラムを変更、ウクライナとロシアの作曲家の作品を同時に入れる

  12. オスロ発 〓 ノルウェー室内管の次期芸術監督にヴァイオリニストのペッカ・クーシスト

  13. リーズ発 〓 リーズ国際ピアノ・コンクールはカザフスタンのアリム・バイゼンバエフが優勝、小林海都が2位に

  14. ワルシャワ発 〓 もう一つの「ショパン・コンクール」創設

  15. 松本発 〓 セイジ・オザワ松本フェスティバルが開催断念を発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。