オランダのヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセン(Janine Jansen)が「ヨハネス・フェルメール賞」を受賞することになった。10月29日に授賞式が行われる。賞金は10万ユーロ。「ヨハネス・フェルメール賞」は2008年、 優れた芸術的才能を称えるため、当時のロナルド・プラステルク教育科学文化大臣が新たに創設したオランダの国家賞。最初の受賞者は2009年のピエール・アウディ(演出家)。これまでにアレックス・ファン・ヴァーメルダム(映画監督)、アーウィン・オラフ(カメラマン)、イリス・ヴァン・ヘルペン(ファッション・デザイナー)らがいる。
ヤンセンは1978年、ユトレヒト州スストの生まれ。ユトレヒト音楽院に学び、コーシェ・ウィーゼンビーク、フィリップ・ヒルシュホーン、ボリス・ベルキンら師事している。14歳でオランダ放送交響楽団と共演してデビューして以来、国際的な活躍を続けてきた。ソロ活動に加え、室内楽にも積極的に取り組み、1998年からスペクトラム・コンサーツ・ベルリンのメンバーとしても活躍している。また、2003年にユトレヒトに国際室内楽フェスティバルを創設して自ら音楽監督を務めている。2003年にオランダ音楽賞を受賞したほか、エディソン・クラシック聴衆賞、エコー賞、ドイツ・レコード批評家賞などこれまでに受賞多数。
写真:concertgebouw
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アムステルダム発 〓 ジャニーヌ・ヤンセンにヨハネス・フェルメール賞
2018/09/07
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