2019年に上演するオペラを、インスブルック古楽音楽祭が発表した。43回目を迎える音楽祭は2019年、チェスティの《ラ・ドリ》、ヘンデルの《ゲルマニア王オットーネ》、ブロスキの《メローペ》の3作品を上演する。
17世紀半ばに活躍したイタリアの作曲家ピエトロ・アントニオ・チェスティ(1623-1669)は、1652年からインスブルックの宮廷楽長を務めた、街ゆかりの作曲家。2019年は彼の没後350年という節目の年でもある。《ラ・ドリ》は彼の在任中の1657年、インスブルックで初演されている。1661年にはイタリアでも上演され、17世紀のイタリアで最も人気を誇ったオペラの一つとして知られる。
ヘンデルの《ゲルマニア王オットーネ》は1723年にロンドンで初演された作品。彼の生前、最も成功したオペラの一つ。また、イタリアの作曲家ブロスキは(1698-1739)も《メローペ》もやはり1732年にトリノで初演された。上演日程は以下の通り。
ブロスキ《メローペ》
8月7日 / 9日 / 11日
指揮:アレッサンドロ ・デ・マルキ
ヘンデル《ゲルマニア王オットーネ》
8月18日 / 20日 / 22日
指揮:ファブリツィオ・ヴェンチューラ
チェスティ《ラ・ドリ》
8月24日 / 26日
指揮:オッターヴィオ・ダントーネ
写真:Innsbruck Festival of Early Music
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インスブルック古楽音楽祭 〓 2019年はオペラ3作品を上演
2018/09/06
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