ドイツのレコード賞「オーパス・クラシック=OPUS KLASSIK」の年度賞の概略が発表された。ピアノの角野隼斗が2部門で受賞した。授賞式、ガラ・コンサートは10月12日にベルリンのコンツェルトハウスで行われる。
賞はかつて“ドイツのグラミー賞”とされた「エコー賞」の後身で、その年に優秀な録音を残した音楽家やレコード製作者を表彰している。2024年は約600件の応募作品から104件の優れたプロジェクトがショートリストに選出されている。
発表によると、「最優秀歌手」は女声がメゾ・ソプラノのエミリー・ダンドジェロ、男声がテノールのバンジャマン・ベルナイム。歌手ではソプラノのゴルダ・シュルツ、ペネ・パティが「ソロ声楽」の録音賞に選ばれた。
また、「最優秀器楽奏者」にはルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ、 ヴァイオリンのアンティエ・ヴァイトハース、ピアノのチョ・ソンジンが受賞した。
角野が受賞したのは「若手アーティスト」と「ライブ・パフォーマンス」。「若手アーティスト」は他にメゾ・ソプラノのアイグル・アクメチーナ、ヴァイオリンのレイア・ズー、ヴィオラのティモシー・リダウトも選ばれている。また、「ライブ・パフォーマンス」はチェロのアベル・セラオコー、テネブレ合唱団が入った。
一方、「最優秀指揮者」はジョアナ・マルヴィッツ。クリスティアン・ティーレマン指揮のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とイゴール・レヴィットによるブラームスのピアノ委協奏曲集が「コンサート録音オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。
写真:Opus Klassik
ベルリン発 〓 レコード賞「オーパス・クラシック」の年度賞発表、ピアノの角野隼斗が2部門で受賞

2025/06/26
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