ダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)が10月2日、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して現場に復帰した。この2月にパーキンソン病を患っていることを公表、8月になってウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団の夏のツアーを指揮して現場復帰したが、9月上旬に転倒して肩を痛め、グラフェネッグ音楽祭出演をキャンセルしてまた休養していた。
今回の客演は木、金、土曜日と3日の客演。プログラムはウェーバーの《オベロン》序曲、シューベルトの交響曲第7番《未完成》、ベートーヴェンの交響曲第7番で、82歳のバレンボイムは初日の2日は椅子を使わず立って指揮。現地の報道をまとめると、序曲の指揮を終えて指揮台を降りる時にはややつらそうだったが、降りると聴衆の方を向いて「我、ここにあり!」のポーズで大きな。
後半に入っても疲れを見せず、最後のベートーヴェンを感動的に歌い上げてタクトを収めると、大歓声が巻き起こり、スタンディング・オベーションの波が広がった。また、最終日4日の演奏はオーケストラのストリーミング・チャンネル「デジタル・コンサートホール」でライブ中継が行われている。
写真:Monika Rittershaus
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ベルリン発 〓 肩の怪我で静養していたバレンボイム、ベルリン・フィルを指揮して現場復帰
2025/10/05
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