モスクワ発 〓 チャイコフスキー記念大交響楽団の首席客演指揮者にフェリックス・コロボフ

2024/07/02

チャイコフスキー記念大交響楽団(旧・モスクワ放送交響楽団)が首席客演指揮者にフェリックス・コロボフ(Felix Korobov)を迎えると発表した。

コロボフはモスクワ生まれの52歳。モスクワ音楽院でチェロと指揮を学び、当時のロシア国立交響楽団(現在のスヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団)の指揮者として活動をスタート。1999年にはモスクワのスタニスラフスキー&ネミローヴィチ-ダンチェンコ記念モスクワ音楽劇場の指揮者に就任、2004年から2006年にかけて首席指揮者を務めた。

2017年にはチャイコフスキー《エフゲニー・オネーギン》を指揮してミラノ・スカラ座にデビューするなど、西ヨーロッパにも活動の場を広げている。

モスクワ放送響は1930年の創設。アレクサンドル・ガウク(1953-1962)、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(1961-1974)の後、1974年からウラジーミル・フェドセーエフが音楽監督を務めている。フェドセーエフは現在、91歳。

写真:Moscow State Conservatory


関連記事

  1. ウィーン発 〓 フォルクスオーパーが2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  2. ベルリン発 〓 バレンボイムが一時的に現場復帰

  3. ベルン発 〓 ベルン市立劇場の首席指揮者にロシアの女性指揮者アレヴティナ・ヨッフェ

  4. ベルリン発 〓 指揮者サイモン・ラトルにドイツ連邦政府最高位の勲章

  5. アスペン発 〓 アスペン音楽祭、グリマーグラス・フェスティバルも中止

  6. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルが2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  7. ドレスデン発 〓 ザクセン州立オペラが宮本亞門新演出の《蝶々夫人》の上演を順延、スタッフに新型コロナの感染者出て

  8. ニュルンベルク発 〓 州立劇場がヨアナ・マルヴィッツに史上初の「名誉指揮者」の称号

  9. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で、岡本誠司が優勝

  10. マドリッド発 〓 RTVE交響楽団の次期首席指揮者・音楽監督にクリストフ・ケーニヒ

  11. ロンドン発 〓 ジョン・エリオット・ガーディナーが自ら創設したモンテヴェルディ合唱団・管弦楽団などからの退任の辞を発表

  12. ブラティスラバ発 〓 スロヴァキア放送響激震、レナルトが復帰

  13. ウィーン発 〓 ヤンソンス、キャンセル続く

  14. ヒューストン発 〓 ヒューストン・グランド・オペラが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  15. ロサンゼルス発 〓 ジェームズ・コンロンがロサンゼルス・オペラの音楽監督を退任、契約が終わる2025/2026シーズンをもって

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。