チャイコフスキー記念大交響楽団(旧・モスクワ放送交響楽団)が首席客演指揮者にフェリックス・コロボフ(Felix Korobov)を迎えると発表した。
コロボフはモスクワ生まれの52歳。モスクワ音楽院でチェロと指揮を学び、当時のロシア国立交響楽団(現在のスヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団)の指揮者として活動をスタート。1999年にはモスクワのスタニスラフスキー&ネミローヴィチ-ダンチェンコ記念モスクワ音楽劇場の指揮者に就任、2004年から2006年にかけて首席指揮者を務めた。
2017年にはチャイコフスキー《エフゲニー・オネーギン》を指揮してミラノ・スカラ座にデビューするなど、西ヨーロッパにも活動の場を広げている。
モスクワ放送響は1930年の創設。アレクサンドル・ガウク(1953-1962)、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(1961-1974)の後、1974年からウラジーミル・フェドセーエフが音楽監督を務めている。フェドセーエフは現在、91歳。
写真:Moscow State Conservatory
モスクワ発 〓 チャイコフスキー記念大交響楽団の首席客演指揮者にフェリックス・コロボフ
2024/07/02
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。