プラハ発 〓 プラハ放送響の次期首席指揮者にエリアス・グランディ、ペトル・ポペルカの後任

2025/09/24

チェコのプラハ放送交響楽団(Symfonický orchestr Českého rozhlasu)が次期首席指揮者兼芸術監督にドイツのエリアス・グランディ(Elias Grandy)を迎えると発表した。任期は2026/2027シーズンからで、2022年からその任にあるペトル・ポペルカの後任。

グランディはミュンヘン生まれの45歳。ドイツ人の父親、日本人の母親という家庭で育ち、バーゼル、ミュンヘン、ベルリンでチェロを学び、ミュンヘンのバイエルン放送交響楽団とベルリンのコーミッシェ・オーパー管弦楽団でチェリストを務めた。

その後、2012年からダルムシュタット市立劇場で指揮者としての活動を開始。2015年、第7回「ゲオルグ・ショルティ国際指揮者コンクール」で1位なしの2位という最高位を獲得した。

その後、2015年から2023年までハイデルベルク市立劇場の音楽総監督。この4月からは札幌交響楽団の首席指揮者としての活動をスタートさせた。プラハ放送響には、この5月にデビューしたばかりという。

写真:Sapporo Symphony Orchestra


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ウィーン発 〓 来年の「ニューイヤー・コンサート」は史上初の無観客で

  2. プラハ発 〓 プラハ国立歌劇場の次期音楽監督にウクライナの指揮者アンドリー・ユルケヴィチ

  3. グラスゴー発 〓 トマス・ダウスゴーまた離任、BBCスコティッシュ交響楽団が後任にライアン・ウィグルスワース

  4. アスペン発 〓 アスペン音楽祭、グリマーグラス・フェスティバルも中止

  5. ミュンヘン発 〓 ゲルトナープラッツ州立劇場の次期首席指揮者にアルゼンチン出身のルベン・ドゥブロフスキー

  6. ロッテルダム発 〓 フィンランドの若手指揮者タルモ・ペルトコスキがロッテルダム・フィルの常任客演指揮者に

  7. パリ発 〓 ヤープ・ファン・ズヴェーデンがフランス放送フィルの次期音楽監督に

  8. ストックホルム発 〓 スウェーデンも劇場の一時閉鎖へ

  9. ウィーン発 〓 バレンボイムが体調崩してウィーン・フィルのコンサートをキャンセル、指揮の代役はコンサート・マスターのフォルクハルト・シュトイデ

  10. ハンブルク発 〓 ドイツ・グラモフォンがアバドの生誕90年を記念して、残された録音をすべて収録した限定ボックス・セットをリリース

  11. 京都発 〓 京都市響が常任指揮者の沖澤のどかとの契約を延長

  12. ロンドン発 〓 ターフェルが足首を骨折、当面の出演をキャンセル

  13. パリ発 〓 パリ国立オペラのバレエ団の次期芸術監督にジョゼ・マルティネス

  14. フィレンツェ発 〓 演出家の故フランコ・ゼフィレッリの生誕100年、イタリアでは切手も

  15. 訃報 〓 タリン・フィービッグ(49)オーストラリアのソプラノ歌手

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。