イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団（Israel Philharmonic）が20日、アラブ首長国連邦（UAE）の首都アブダビで演奏会を行った。イスラエル建国前に行われたエジプト公演以来、オーケストラにとって85年ぶりのアラブ諸国でのコンサートとなる。
アラブ首長国連邦とイスラエルは2020年、アメリカの仲介を受けて国交正常化を実現させ、今回の演奏会も交流強化の一環。イスラエルのヘルツォーク大統領のミハエル夫人の仲介で実現、芸術監督のラハフ・シャニに率いられてオーケストラがアブダビ入りした。
20日の演奏会ではシャニのスピーチに続いて両国の国歌を演奏、その後、マーラーの交響曲第1番《巨人》、モーツァルトのピアノ協奏曲第27番を演奏、シャニはモーツァルトを弾き振りしている。
写真：Israel Philharmonic
アブダビ発 〓 イスラエル・フィルがアラブ首長国連邦を訪問、歴史的コンサート
2022/12/21
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