指揮者のダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)に7日、ベルリン州のジョー・キアロ文化大臣からベルリン州立歌劇場名誉会員の称号が授与された。クリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann)がバレンボイムの後任として音楽総監督に就任して最初のコンサートで。臨席した81歳のバレンボイムに、観客は盛大な拍手とスタンディング・オベーションを贈ったという。
この日のコンサートは、イゴール・レヴィットをソリストに迎えてのメンデルスゾーンのピアノ協奏曲第2番、シェーンベルクの交響詩《ペレアスとメリザンド》、カナダの作曲家サミー・ムーサの管弦楽作品《エリシウム》というプログラム。イスラム組織ハマスとイスラエルとの戦闘が始まって1年、アンコールでレヴィットは、ピアノ編曲版のラヴェル《カディッシュ》を演奏、ユダヤ式の祈りを捧げたという。
写真:Staatsoper Unter den Linden
ベルリン発 〓 ティーレマンの音楽総監督就任コンサートで、バレンボイムに州立歌劇場名誉会員の称号
2024/10/08
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