オスロ発 〓 クラウス・マケラが3月、オスロ・フィルとのシベリウス全集でレコード・デビュー

2022/01/21

フィンランド期待の若手指揮者クラウス・マケラ(Klaus Mäkelä)のレコード・デビューが決まった。2020/2021シーズンから首席指揮者を務めるオスロ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したシベリウス全集で、3月のリリース。交響曲全曲と交響詩「タピオラ」などの組み合わせになる。

クラウス・マケラは1996年生まれの26歳。いま最も注目を集める若手指揮者で、著名オーケストラから引っ張りだこ。オスロ・フィルハーモニー管弦楽団の他、2022/2023シーズンからはダニエル・ハーディングの後を受けて、パリ管弦楽団の音楽監督に就任する。

マケラは昨年、クラシックの名門レーベル「デッカ」と専属契約を結んでいる。「デッカ」が指揮者と専属契約を結ぶのは、1978年にリッカルド・シャイー以来約40年ぶりとあって大きな話題となっていた。

写真:Oslo Philharmonic Orchestra


関連記事

  1. トゥールーズ発 〓 キャピトル国立管が音楽監督を辞任したトゥガン・ソヒエフに「名誉指揮者」の称号

  2. オビエド発 〓 スペインのアストゥリアス公国州響の音楽監督にポルトガルの指揮者ヌーノ・コエーリョ

  3. ボルツァーノ発 〓 第63回「フェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクール」の第1位は韓国のパク・ジェホン

  4. レーゲンスブルク発 〓 台湾出身のチンジャオ・リンがレーゲンスブルク歌劇場の音楽総監督に

  5. 訃報 〓 ドミニク・アルジェント(91)米国の作曲家

  6. パレルモ発 〓 ムーティが50年ぶりにマッシモ劇場管弦楽団の指揮台に

  7. ウィーン発 〓 「ヘルムート・ドイチュ国際歌曲コンクール」でテノールの尼子広志が優勝

  8. ベルリン発 〓 ムターがフェイスブック上で新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを明らかに

  9. ベルリン発 〓 ドイツ・オペラが新シーズン、2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  10. ロンドン発 〓 グラインドボーン音楽祭も開催断念、ストリーミング配信をスタート

  11. リンツ発 〓 マルクス・ポシュナーがブルックナー管の首席指揮者を2026/2027シーズンで退任

  12. サンクト・ペテルブルク発 〓 ミハイロフスキー劇場の音楽監督にアレヴティナ・ヨッフェ、ロシア初の女性音楽監督

  13. ウィーン発 〓 作曲家ジョン・ウィリアムズがついにウィーン・フィルを指揮

  14. バーゼル発 〓 バーゼル・シンフォニエッタの次期首席指揮者にティトゥス・エンゲル

  15. ウィーン発 〓 国立歌劇場が4月第3週のストリーミング・ラインナップを発表、新制作の《パルジファル》も

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。