ロンドン発 〓 アウシュリネ・ストゥンディーテが代役で《エレクトラ》に出演、前倒しでロイヤル・オペラにデビュー

2024/01/17

ソプラノ歌手アウシュリネ・ストゥンディーテ(Aušrinė Stundytė)が15日、急きょ代役としてロイヤル・オペラのリヒャルト・シュトラウスの《エレクトラ》に出演、劇場デビューを飾った。2月5日に初日を迎えるプッチーニ《トスカ》に出演して劇場デビューすることが決まっていたが、一足早いお披露目となった。

出演は「体調不良のため」降板したニーナ・シュテンメの代役。今回の《エレクトラ》は新制作のプロダクションで、クリストフ・ロイが新演出を手掛けている。指揮はアントニオ・パッパーノで、歌手陣はカリタ・マッティラ、サラ・ヤクビアク、ウカシュ・ゴリンスキ、チャールズ・ワークマンらという顔ぶれ。

ストゥンディーテはリトアニアの首都ビリニュスの生まれ。リトアニアの音楽アカデミーで学んだ後、2ライプツィヒの音楽・演劇大学に留学した。その後、ケルン市立オペラの専属歌手を経て国際舞台で活躍を続けている。

2020年にはザルツブルク音楽祭にエレクトラを歌ってデビュー。その後、ハンブルク州立オペラ、アントワープ歌劇場、ウィーン国立歌劇場でも歌うなど、彼女にとっては当たり役の一つ。

写真:Salzburger Festspiele / Bernd Uhlig


関連記事

  1. ニューヨーク発 〓 ダニエレ・ルスティオーニがメトロポリタン歌劇場の首席客演指揮者に

  2. グラインドボーン発 〓 2022年の音楽祭の上演オペラのラインナップを発表

  3. サンクト・ペテルブルク発 〓 ゲルギエフが本拠地マリインスキー劇場に復帰、続いてモスクワで《ニーベルングの指環》

  4. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルの2020/2021シーズンが開幕

  5. ニュルンベルク発 〓 州立劇場の次期音楽総監督にローランド・ベーア、ヨアナ・マルヴィッツの後任

  6. リオデジャネイロ発 〓 ネルソン・フレイレが腕を骨折、年内の公演をキャンセル

  7. ロサンゼルス発 〓 ロサンゼルス・フィルも入場時のワクチン接種証明の提示、マスク着用義務付け。シカゴも追随

  8. パリ発 〓 パリ国立オペラもコロナ禍で公演が立て続けに上演中止に

  9. ロンドン発 〓 夏の音楽祭「BBCプロムス」が2019年秋に日本公演

  10. マグデブルク発 〓 市立劇場の音楽総監督にデンマークの若手クリスチャン・オーランド

  11. 訃報 〓 ラドゥ・ルプー(76)ルーマニア出身のピアニスト

  12. ハールレム発 〓 北オランダ管の次期首席指揮者のノルウェーのエイヴィン・グルベルグ=イェンセン

  13. ベルリン発 〓 コンツェルトハウスが無観客公演をストリーミング中継

  14. ミラノ発 〓 スカラ座も閉鎖、新型コロナウイルスの感染拡大で

  15. ベオグラード発 〓 準・メルクルの投稿、思わぬ波紋

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。