バーデン=バーデン発 〓 復活祭音楽祭、2025年のオペラは《蝶々夫人》

2024/03/09

ドイツのバーデン=バーデン復活祭音楽祭(Festspiele Baden-Baden)が2025年の復活祭音楽祭の概要を発表した。2025年はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団がレジデント・オーケストラを務める最後の年。2026年からはかつて出演していたザルツブルク復活祭音楽祭に復帰する。

発表によると、2025年は4月12日から21日の開催。注目のオペラはプッチーニ《蝶々夫人》で、演出を手掛けるのはダヴィデ・リヴァモア。エレオノーラ・ブラット、ジョナサン・テテルマン、テレサ・イエルヴォリーノ、タシス・クリストヤニスが出演する。ちなみに2024年はリヒャルト・シュトラウス《エレクトラ》。

一方、ベルリン・フィルのコンサートは、ペトレンコ指揮でベートーヴェンの《第九》。カタリナ・コンラディ、ベス・テイラー、ゼバスティアン・コールヘップ、タレク・ナズミが出演する。また、クラウス・マケラがアルプス交響曲を指揮する。

復活祭音楽祭では2013年からレジデント・オーケストラを務めてきたベルリン・フィルのザルツブルクに復帰した後、2026年と2027年はクラウス・マケラ率いるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ヨアナ・マルヴィッツとマーラー室内管弦楽団がレジデント・オーケストラを務めることになっている。

写真:Festspiele Baden-Baden


  音楽祭プロフィールはこちら ▷


関連記事

  1. エッセン発 〓 エッセン州がアールト音楽劇場の専属歌手三人に「宮廷歌手」の称号

  2. ライプチヒ発 〓 ブロムシュテットがゲヴァントハウス管とシューベルト、ベルワルドの交響曲全集

  3. ベルリン発 〓 バレンボイムらベルリンの劇場、ホール、オーケストラの総監督らが連邦政府に対し、文化施設の早期開場を求める公開書簡

  4. ライプツィヒ発 〓 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が5月の「マーラー・フェスティバル」を2023年に延期

  5. ケルン発 〓 ケルン市立歌劇場が新シーズン、2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  6. ドレスデン発 〓 フラウエン教会の「アドヴェント・コンサート」は無観客で

  7. ミュンヘン発 〓 パトリック・ハーンがミュンヘン放送管の首席客演指揮者に

  8. 訃報 〓 ハリー・クプファー(84)ドイツの演出家

  9. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が5月のスペイン・ツアーをキャンセル

  10. ベルリン発 〓 劇場とホールの閉鎖は4月中旬まで

  11. バイロイト発 〓 シモーネ・ヤングが音楽祭デビュー、音楽祭史上初めて《ニーベルングの指環》を指揮する女性指揮者に

  12. マグデブルク発 〓 市立劇場の音楽総監督にデンマークの若手クリスチャン・オーランド

  13. ケムニッツ発 〓 市立劇場の音楽総監督にベンヤミン・ライナース

  14. デュイスブルク発 〓 デュイスブルク・フィルの音楽監督にスイスのシュテファン・ブルニエ

  15. ハンブルク発 〓 「ドイツ・グラモフォン」の配信サービス「ステージプラス」がバイロイト音楽祭、ザルツブルク音楽祭の新制作オペラをストリーミング配信

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。