ロンドン発 〓 アンジェラ・ゲオルギューが《トスカ》でメトロポリタン歌劇場に復帰

2022/02/10

アンジェラ・ゲオルギュー(Angela Gheorghiu)が2022/2023シーズンにニューヨーク・メトロポリタン歌劇場への復帰を明らかにした。英国の日刊紙「テレグラフ」のインタビューで応えたもの。2015年に《トスカ》に出演して以来の出演で、やはり《トスカ》のタイトル・ロールを歌うという。

ゲオルギューは1965年、ルーマニアのアジュート生まれの56歳。メトロポリタン歌劇場には1992年、プッチーニ《ラ・ボエーム》のミミを歌ってデビュー。1996年には《ラ・ボエーム》の公演中、共演していたテノール歌手のロベルト・アラーニャと舞台裏で当時のジュリアー二市長の立ち会いで結婚した。再婚同士だった二人は2013年に離婚しているが。

インタビューでは今後、演出を手掛ける予定があること、バロック・アルバムの録音を考えていることを明らかにしている。新たに取り組む作品については、ジョルダーノ《フェドーラ》、ザンドナーイの《フランチェスカ・ダ・リミニ》などがあるという。

写真:Angela Gheorghiu.com


関連記事

  1. サラソタ発 〓 空席だったサラソタ響の音楽監督にジャンカルロ・ゲレーロ

  2. 訃報 〓 カミラ・ウィックス(92)米国のヴァイオリン奏者

  3. チューリッヒ発 〓 世界的な「ロシア・ボイコット」の広がりで、ロシア・ナショナル響のスイス・ツアーは中止に

  4. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルが11月に米国ツアー、海外ツアーは4年ぶり

  5. シドニー発 〓 シドニー響の次期首席指揮者にシモーネ・ヤング

  6. リューベック発 〓 シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭も開催を中止

  7. ボルドー発 〓 ボルドー国立オペラの次期芸術総監督にエマニュエル・オンドレ、マルク・ミンコフスキは退任

  8. ベルリン発 〓 ベルリンのオペラ界、オーケストラ界が一致団結で予算削減計画の撤回求める嘆願書を提出

  9. 訃報 〓 ネッド・ローレム(99)米国の作曲家

  10. タンペレ発 〓 サントゥ=マティアス・ロウヴァリが2022/2023でタンペレ・フィルの芸術監督兼首席指揮者を退任

  11. セビリア発 〓 セビリア王立響の次期首席指揮者にルーカス・マシアス=ナバロ

  12. ドレスデン発 〓 聖十字架合唱団の第29代「クロイツカントル」にマーティン・レーマン

  13. ウェリントン発 〓 ニュージーランド響の次期首席指揮者にアンドレ・デ・リッダー

  14. ロンドン発 〓 ヘンデルの旧居が来年5月、リニューアル・オープン

  15. ウィーン発 〓 オーストリア音楽劇場賞が受賞者を発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。