ハンガリーのチェロ奏者イシュトヴァーン・ヴァルダイ(István Várdai)がブダペストのフランツ・リスト室内管弦楽団(Liszt Ferenc Kamarazenekar)の芸術監督に就任することになった。室内管は1963年、リスト音楽院の教授だったフリギエシュ・シャンドール(Frigyes Sándor)が学生たちと設立した団体。
ヴァルダイは1985年、ハンガリー南西部ペーチの生まれ。12歳でリスト音楽院に入学、その後、ウィーン国立音楽・演劇大学で学んだ。2007年のチャイコフスキー国際音楽コンクール第3位、2008年のジュネーヴ国際音楽コンクールと2014年のミュンヘンのARDコンクールで優勝と、華麗なコンクール歴を誇る。
2018年からはハインリヒ・シフ(Heinrich Schiff)の後任として、母校のウィーン国立音楽・映劇大学の教壇に立っている。使っている楽器は1673年製ストラディバリウスで、過去にジャクリーヌ・デュプレ、リン・ハレルが使用していた。
写真:Franz Liszt Chamber Orchestra
ブダペスト発 〓 イシュトヴァーン・ヴァルダイがフランツ・リスト室内管の芸術監督に
2020/01/17
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