グラスゴー発 〓 トマス・ダウスゴーまた離任、BBCスコティッシュ交響楽団が後任にライアン・ウィグルスワース

2022/02/09

英国のBBC(英国放送協会)は傘下のオーケストラの1つで、スコットランド最大の都市グラスゴーを本拠地とするBBCスコティッシュ交響楽団(BBC Scottish Symphony Orchestra)の次期首席指揮者にライアン・ウィグルスワース(Ryan Wigglesworth)を迎えると発表した。2016/2017シーズンからその任にあるトマス・ダウスゴーの後任で、任期はこの9月から。

後任となるウィグルワースは、英国ヨーシャー生まれの42歳。オックスフォード大学、ロンドンのギルドホール音楽院で学び、作曲家としての活動をスタート。作曲家としては2016/2017シーズンはイングリッシュ・ナショナル・オペラ、2018年にはオーストリアのグラフェネック音楽祭の「コンポーザー・イン・レジデンスを務めている。

指揮者としても、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを手掛け、2015年からマンチェスターのハレ管弦楽団の首席客演指揮者。また、ヨーロッパを中心にさまざまなオーケストラへの客演が増えている。ただ、首席指揮者のポストに就くのは初めて、という。

デンマークの指揮者ダウスゴーは先日、音楽監督を務めていた米国のシアトル交響楽団に対して、メールで突然の辞任を通告して物議を醸したばかり。それに続いての退任で、オーケストラによると、ダウスゴーは既に21ヵ月間、スコットランドに姿を見せていないという。事実上の更迭とみられる。

写真:Royal Opera House



関連記事

  1. ドレスデン発 〓 ザクセン州立歌劇場が新シーズン、2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  2. ムンバイ発 〓 2024年の「オペラリア」は米国のソプラノ歌手キャスリーン・オマラ、中国のバス・バリトン歌手ル・ブが優勝

  3. ヴィースバーデン発 〓 ヘッセン州立劇場の音楽総監督に英国の指揮者レオ・マクフォール

  4. ロンドン発 〓 指揮者のラトルが新型コロナに感染、ロンドン響の指揮をキャンセル

  5. バーゼル発 〓 バーゼル・シンフォニエッタの次期首席指揮者にティトゥス・エンゲル

  6. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが新制作の《こうもり》を大晦日にライブ・ストリーミング

  7. パリ発 〓 パリ国立オペラが新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  8. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが2026年元旦の「ニューイヤー・コンサート」のプログラムを発表

  9. カトヴィツェ発 〓 ヨーロッパ最大のパイプ・オルガンが誕生、エサ=ペッカ・サロネンが自作のオルガン曲で祝福

  10. ミュンヘン発 〓 2021年の「ゲーテ・メダル」が作曲家の細川俊夫らに

  11. アムステルダム発 〓 イヴァン・フィッシャーがロイヤル・コンセルトヘボウ管の名誉指揮者に

  12. シアトル発 〓 トマス・ダウスゴーがシアトル響の音楽監督を突然辞任

  13. エルサレム発 〓 ジュリアン・ラクリンがエルサレム響の次期首席指揮者に

  14. 東京発 〓 第33回「高松宮殿下記念世界文化賞」、音楽部門はピアノのクリスチャン・ツィメルマン

  15. 東京発 〓 NHK交響楽団がパーヴォ・ヤルヴィとの契約を延長

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。