東京発 〓 紀尾井ホール室内管が首席指揮者のトレヴァー・ピノックとの契約を延長

2024/06/26

紀尾井ホール室内管弦楽団(Kioi Hall Chamber Orchestra Tokyo)がこのほど、第3代の首席指揮者を務めるトレヴァー・ピノック(Trevor Pinnock)との契約を延長した。ピノックは2022年度から3シーズンの任期でその任にあり、今回の契約更改で、任期は2028年3月まで延びる。

ピノックは英国カンタベリー生まれの77歳。少年時代からカンタベリー大聖堂の聖歌隊員を務めるかたわら、ピアノとオルガンを学び、その後、ロンドンの王立音楽大学(RCM)に進んでチェンバロとオルガンを修めた。学生時代から「ガリヤード・トリオ」を結成、アカデミー室内管弦楽団などで演奏を重ねた。

1973年にオリジナル楽器によるアンサンブル「イングリッシュ・コンサート」を設立して、指揮、独奏の双方で活発な活動を行い、また、数々の録音で名声を確立。2003年に「イングリッシュ・コンサート」の音楽監督をアンドルー・マンゼに引き継いでからはフリーの演奏家として活動している。

紀尾井ホール室内管デビューは、旧・紀尾井シンフォニエッタ東京時代の2004年10⽉。2025年は紀尾井ホール、オーケストラにとって30周年という節目の年で、ホール改修&リニューアル・オープンも予定されているが、3月にはオーケストラ初となる演奏会形式のオペラ上演としてモーツァルトの《コジ・ファン・トゥッテ》に取り組むという。

写真:Kioi Hall / Tomoko Hidaki


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. 東京発 〓 「全国共同制作オペラ」が2024年度にプッチーニ《ラ・ボエーム》を新制作、指揮は井上

  2. シカゴ発 〓 トップ・オーケストラの首席奏者として在任最長記録を持つシカゴ響のジェイ・フリードマンが退団

  3. ベルゲン発 〓 ベルゲン・フィルがオンライン音楽祭「ウィンターメッツォ」をスタート

  4. ロサンゼルス発 〓 マリア・カラスを演じたアンジェリーナ・ジョリー、「ゴールデン・グローブ」賞の主演女優賞の受賞逃す

  5. ローマ発 〓 サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の首席客演指揮者にヤクブ・フルシャ

  6. ビトリア発 〓 指揮者のファンホ・メナがアルツハイマー病と診断されたことを明らかに

  7. 訃報 〓 グレアム・ヴィック(67)イギリスの演出家

  8. ミュンヘン発 〓 ラトルが2025年のエルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞を受賞

  9. ロンドン発 〓 ウィグモアホールが公演再開、内田光子も登場

  10. ロンドン発 〓 「グラモフォン・アワード2019」の年間賞など発表

  11. ヴィースバーデン発 〓 ヘッセン州立劇場の音楽総監督に英国の指揮者レオ・マクフォール

  12. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルの新しいクラリネット奏者はともにスロベニア出身で同門という二人

  13. リヨン発 〓 ソプラノのナタリー・デセイ、2025年をもってクラシック音楽界からの引退を発表

  14. ウィーン発 〓 国立歌劇場が3月第1週のストリーミングのラインナップを発表、新制作の《椿姫》もライブで

  15. ミュンヘン発 〓 ブロムシュテットのコンサート、火災報知器の誤作動を見極められずに安全を期して中止

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。