フランス・エクス=アン=プロヴァンスの夏の音楽祭(Festival International d’Art Lyrique d’Aix-en-Provence)が2026年の公演ラインナップを発表した。7月2日から21日の開催。最大の話題は、クラウス・マケラが音楽監督を務めるパリ管弦楽団を率いての音楽祭デビュー。リヒャルト・シュトラウス《影のない女》とバルトーク《青ひげ公の城》を指揮する。
新制作のオペラは、モーツァルト《魔笛》、《影のない女》、ヘンツェ《逃亡奴隷》、フランチェスコ・フィリデイの《アカバドーラ》が予定されている。これにヴェルディ《シチリア島の夕べの祈り》、《青ひげ公の城》がコンサート形式で上演され、ロメオ・カステルッチの演出で2019年に上演されたモーツァルトのレクイエムも上演される。
音楽祭は芸術監督を務めていたピエール・アウディがこの5月に急逝、後任に米国の演出家テッド・ハフマンが就任している。
モーツァルト《魔笛》
7月2日 →
[演出]クレマン・コジトレ
[出演]ファン・イン(=方穎) / マウロ・ペーター / サビーヌ・ドゥヴィエル / ショーン・マイケル・プラム / ブリンドリー・シェラット
[指揮]レオナルド・ガルシア=アラルコン
[オーケストラ]カペラ・メディテラネア
リヒャルト・シュトラウス《影のない女》
7月3日 →
[演出]バリー・コスキー
[出演]ヴィダ・ミクネヴィチューテ / ニーナ・シュテンメ / ブライアン・マリガン / タマラ・ウィルソン
[指揮]クラウス・マケラ
[オーケストラ]パリ管弦楽団
フランチェスコ・フィリデイの《アカバドーラ》
7月4日 →
[演出]ヴァレンティナ・カラスコ
[出演]ノア・フレンケル / レイチェル・マスクレット / ロドヴィコ・フィリッポ・ラヴィッツァ / ヒューゴ・ブレイディ / ヴィクトワール・ビュネル / フランチェスコ・レオーネ
[指揮]ルーシー・ルゲイ
[オーケストラ]リヨン国立オペラ管弦楽団
バルトーク《青ひげ公の城》=コンサート形式上演
7月11日
[出演]ジェラルド・フィンリー / アイリーン・ロバーツ
[指揮]クラウス・マケラ
[オーケストラ]パリ管弦楽団
ヴェルディ《シチリア島の夕べの祈り》=コンサート形式上演
7月16日
[出演]カリーヌ・デエ / ジョン・オズボーン / ニコラ・アライモ / クリスチャン・ヴァン・ホーン
[指揮]ダニエレ・ルスティオーニ
[オーケストラ]リヨン国立オペラ管弦楽団
ヘンツェ《逃亡奴隷》
7月17日 →
[演出]エレイス・イスマイル
[出演]エリック・グリーン
写真:Festival d’Aix-en-Provence
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