指揮者界の最長老ズービン・メータ(Zubin Mehta)が90歳を迎える2026年に世界ツアーを計画しているという。ここ最近は自宅のあるロサンゼルス以外での指揮はキャンセルしているが、4月29日の誕生日に先立つ1月、ツアーの皮切りに故郷ボンベイでベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団(Beogradska filharmonija)を指揮するというスケジュールが発表された。
コンサートが行われるのは15日と16日、ピアノのラン・ラン、ヴァイオリンのピンカス・ズーカーマンが共演し、ベートーヴェンの交響曲第3番、7番、ピアノ協奏曲《皇帝》、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番といったプログラム。
メータは1958年、英国の「リヴァプール国際指揮者コンクール」で優勝して一躍注目を集めたが、ベオグラード・フィルはキャリアの初期から指揮しているオーケストラの一つ。旧ユーゴスラビアの内戦で活動できなくなり、2000年にセルビアの首都のオーケストラとして再編された時の祝賀コンサートも指揮、その後も毎年のように客演している。
写真:Beogradska filharmonija
ボンベイ発 〓 メータが90歳を記念して世界ツアーを計画、1月に故郷でベオグラード・フィルを指揮
2025/12/16
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