ドレスデン発 〓 ザクセン州立歌劇場の次期芸術監督にグラーツ歌劇場のノラ・シュミット

2021/06/09

ザクセン州政府が州立歌劇場(ゼンパーオパー)の次期芸術監督にオーストリア・グラーツ歌劇場の芸術監督ノラ・シュミット(Nora Schmid)を迎える、ことを決めた。バルバラ・クレプシュ(Barbara Klepsch)社会・消費者保護大臣が発表した。2023/24シーズンを最後に退任するペーター・タイラーの後任で、任期は2024/2025シーズンから。

シュミットはスイス・ベルン生まれの42歳。ザクセン州立歌劇場では2010/2011シーズンからグラーツへ転出した2015/16 シーズンまでウルリケ・へスラー芸術監督の下で主任ドラマトゥルクなどを務めており、古巣に復帰する格好。グラーツは2022/2023シーズンを最後に退任する。

クレプシュ大臣は2023/2024シーズンを最後に州立劇場の首脳陣を総入れ替えを既に表明しており、ザクセン州立歌劇場管弦楽団(ドレスデン・シュターツカペレ)の首席指揮者を務めるクリスティアン・ティーレマンの退任も決まっている。

写真:Semperoper Dresden / Daniel Koch


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ウィーン発 〓 国立歌劇場は予定通り、9月7日に新シーズンを開幕

  2. ベルリン発 〓 バレンボイムが体調不良で新制作の《指環》の指揮を断念、代役にティーレマン

  3. 西村朗(69)日本の作曲家

  4. ボン発 〓 ディルク・カフタンがボン市との契約を延長

  5. ウィーン発 〓 国立歌劇場が《トリスタンとイゾルデ》の27日の公演をライブ・ストリーミング

  6. ミュンヘン発 〓 ミュンヘン放送管が首席客演指揮者のパトリック・ハーンとの契約を延長

  7. ミラノ発 〓 スカラ座のマイヤー総裁が劇場パフォーマーへの迅速なワクチン接種を求める請願書

  8. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場は新型コロナウイルスのワクチン接種義務付け

  9. ジュネーブ発 〓 スイス・ロマンド管弦楽団がジョナサン・ノットとの契約を延長、任期に期限なし

  10. ウィーン発 〓 ソプラノ歌手のリンダ・ワトソンに「宮廷歌手」の称号

  11. クリーヴランド発 〓 クリーヴランド管が3月から6月にかけての公演をキャンセル

  12. ザルツブルク発 〓 ドミンゴに「オーストリア音楽劇場賞」功績賞

  13. 訃報 〓 ジャン=クロード・マルゴワール(77)フランスの指揮者

  14. バンベルグ発 〓 ヤクブ・フルシャがバンベルグ交響楽団との契約を延長

  15. ロンドン発 〓 英国のクラシック音楽雑誌「グラモフォン」が年度賞を発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。