ライプツィヒ発 〓 ゲヴァントハウス管が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表、目玉は「マーラー・フェス」

2020/03/24

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(Gewandhausorchester Leipzig)が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表した。

最大の話題は、2021年5月に行う「マーラー・フェスティバル」。世界的なオーケストラ10団体が出演し、マーラーの交響曲全曲演奏に取り組む。

また、新シーズンは生誕250年のベートーヴェン、没後50年のストラヴィンスキーに焦点を当て、「レジデンス・アーティスト」はソフィア・グバイドゥーリナが選ばれている。

首席指揮者のアンドリス・ネルソンスと進めているブルックナーの交響曲全曲録音も継続され、ブルックナーの後期交響曲を中心にしたプログラムで、2021年2月末に日本公演(26日、27日、28日に東京公演)、3月に初旬に韓国ツアーを行うことも明らかになった。

5月の「マーラー・フェスティバル」の詳細は以下の通り。

13日:交響曲第2番《復活》
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(アンドリス・ネルソンス指揮)
・ファン・イン
・ベルナルダ・フィンク

14日:交響曲第2番《復活》
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(アンドリス・ネルソンス指揮)

15日:交響曲第5番 / 歌曲集《亡き子をしのぶ歌》
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(ファビオ・ルイージ指揮)
・ペーテル・マッテイ

16日:交響曲第6番《悲劇的》
ロンドン交響楽団(サイモン・ラトル指揮)

16日:交響曲第9番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(キリル・ペトレンコ指揮)

17日:交響曲第3番
バイエルン放送交響楽団(ヤクブ・フルシャ指揮)
・ゲルヒルト・ロンベルガー

18日:交響曲第10番(クック版)
グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団(ダニエレ・ガッティ指揮)

19日:交響曲第4番 / 交響曲《大地の歌》
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(ワレリー・ゲルギエフ指揮)
・アンナ・ルチア・リヒター
・エリーザベト・クールマン
・アンドレアス・シャーガー

20日:交響曲第1番《巨人》 / 《フリードリヒ・リュッケルトによる5つの歌曲》
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ダニエル・ハーディング指揮)
・トーマス・ハンプソン

21日:交響曲第8番《千人の交響曲》
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(アンドリス・ネルソンス指揮)
・エリン・ウォール
・ジャクリーン・ワグナー
・ファン・イン
・リオバ・ブラウン
・ベルナルダ・フィンク
・パヴェル・チェルノフ
・アドリアン・エレート
・ゲオルク・ツェッペンフェルト

22日:交響曲第7番《夜の歌》
ドレスデン・シュターツカペレ(アントニオ・パッパーノ指揮)

23日:交響曲第8番《千人の交響曲》
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(アンドリス・ネルソンス指揮)

23日:カンタータ《嘆きの歌》 / 歌曲集《さすらう若者の歌》 / 交響詩《葬礼》
MDR交響楽団(マルクス・スタンツ指揮)
・チェン・レイス
・ゾフィー・ ハルムゼン
・アッティリオ・グレイサー
・ミヒャエル・ヴォッレ

24日:交響曲第8番《千人の交響曲》
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(アンドリス・ネルソンス指揮)

写真:Gewandhausorchester Leipzig / Gert Mothes


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. マドリッド発 〓 RTVE交響楽団の次期首席指揮者・音楽監督にクリストフ・ケーニヒ

  2. ライプツィヒ発 〓 バッハ音楽祭が開催断念を発表

  3. ブルノ発 〓 ブルノ国民劇場がヤナーチェクのオペラ《運命》をライブ・ストリーミング

  4. トロント発 〓 トランペットのコレッティが「カナディアン・ブラス」を退団

  5. ローマ発 〓 チョン・ミョンフンがローマ歌劇場管弦楽団に“デビュー”

  6. 訃報 〓 ラドゥ・ルプー(76)ルーマニア出身のピアニスト

  7. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭の《ワルキューレ》でヴォータン役のトマス・コニエチュニーが怪我で途中降板

  8. ウィーン発 〓 国立歌劇場のボグダン・ロシュチッチ総監督が契約を延長

  9. モスクワ発 〓 ヴァシリー・ペトレンコがスヴェトラーノフ記念ロシア国立響の芸術監督に

  10. モンペリエ発 〓 モンペリエ=オクシタニー国立管の音楽監督にロデリック・コックス

  11. ロサンゼルス発 〓 アカデミー賞授賞式の指揮台に初の女性指揮者

  12. ニュルンベルク発 〓 演出家のペーター・コンヴィチュニー、初日前にまた解任される

  13. ルツェルン発 〓 ピアノのアルゲリッチが約1ヵ月ぶりに現場復帰、心臓の検査と治療経て

  14. ロンドン発 〓 ティルソン・トーマスがマーラーの交響曲第3番で、終楽章の演奏前に舞台を降りようとするハプニング

  15. ドルトムント発 〓 2023年の「オペラ・アワード」決定

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。