ケルン放送管弦楽団(WDR Funkhausorchester Köln)がフランク・ストローベル(Frank Strobel)を迎えると発表した。首席指揮者のポストは、ウェイン・マーシャルが2019/2020シーズンで退任した後は空席になっていた。放送管弦楽団はWDR(西部ドイツ放送)所属の2つのオーケストラのうちの1つ。ストローベルは放送管弦楽団に2011年から客演を続けていた。
ストローベルはミュンヘン生まれの55歳。映画音楽のスペシャリストとして知られ、これまでドイツのバーベルスベルク・フィルム・オーケストラ、ヨーロッパ・フィルム・フィルハーモニーを率いており、ドイツの第2公共放送「ZDF」の無声映画プログラムの芸術顧問も務めてきた。
プロコフィエフが音楽を手掛けたセルゲイ・エイゼンシュテイン監督の名作映画『アレクサンドル・ネフスキー』のオーケストラ実演版のコンサートを2003年と2004年にベルリンとモスクワで成功させるといった業績の一方、旧ソ連の作曲家アルフレート・シュニトケ(1934-1998)との交流で知られ、ベルリン放送交響楽団と初演や録音を数多く手掛けている。
写真:WDR / Ben Knabe
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ケルン発 〓 ケルン放送管の首席指揮者にフランク・ストローベル
2021/09/03
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