ラス・パルマス発 〓 グラン・カナリア・フィルが首席指揮者のカレル・マーク・チチョンとの契約を延長

2022/06/16

グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団(Orquesta Filarmonica de Gran Canaria)が15日、首席指揮者兼芸術監督を務めるカレル・マーク・チチョン(Karel Mark Chichon)との契約を延長したと発表した。チチョンは2017年からその任にあり、今回の契約更改で2024/2025シーズン終了まで延びる。

また、同時に新シーズン2022/2023シーズンから、レナード・スラトキン(Leonard Slatkin)を首席客演指揮者に招くことも発表された。任期は3年。

グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団は、スペイン領カナリア諸島の中心都市ラス・パルマスを本拠地とするオーケストラ。カナリア諸島は北アフリカ・モロッコ沖合に広がり、7つの島で構成される。

チチョンはロンドン生まれで、ジブラルタル育ちの51歳。夫人はラトビア出身のメゾ・ソプラノ歌手エリーナ・ガランチャで、昨年1月にはラトビア国籍を取得している。ロンドンの王立音楽院で学んだ後、ウィーン国立音楽・演劇大学でレオポルト・ハーガーに師事した。

これまでにグラーツ交響楽団の首席指揮者(2006-2009)、ラトヴィア国立交響楽団の首席指揮者・芸術監督(2009-2012)。ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者(2011-2017)を歴任している。

写真:Orquesta Filarmonica de Gran Canaria / Gerardo Ojeda


関連記事

  1. バルセロナ発 〓 指揮者のジョセップ・ポンスがリセウ大劇場との契約を延長

  2. ナポリ発 〓 サン・カルロ劇場が2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  3. ボゴタ発 〓 コロンビア大統領が劇場閉鎖などは6月からさらに18か月間必要と発言

  4. モスクワ発 〓 パヴェル・コーガンがモスクワ国立響の芸術監督と首席指揮者を辞任、ウクライナ侵略受けて

  5. 東京発 〓 新国立劇場が「巣ごもりシアター」第4弾のラインナップ発表

  6. フランクフルト発 〓 hr響が首席指揮者のアラン・アルティノグリュとの契約を延長

  7. バルセロナ発 〓 バルセロナ響の次期音楽監督にルドヴィク・モルロー、大野和士の後任

  8. リエージュ発 〓 フランスの指揮者リオネル・ブランギエがリエージュ王立フィルの次期音楽監督に

  9. ラヴェッロ発 〓 バルトリが「モナコ公の音楽家たち」とのツアーをスタート

  10. 東京発 〓 日本音楽財団が「フォイアマン」をカミーユ・トマに貸与

  11. 東京発 〓 新国立劇場がストリーミング配信のための新しいプラットフォーム開設

  12. ロンドン発 〓 ヴィットリオ・グリゴーロ降板の裏にセクハラ

  13. ミラノ発 〓 スカラ座が再開場

  14. ロンドン発 〓 ランキング2018、オペラの一番人気は《椿姫》

  15. 訃報 〓 アレクサンドル・ヴスティン(77)ロシアの作曲家

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。