ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団(New York Philharmonic)が次期音楽監督・芸術監督にグスターボ・ドゥダメル(Gustavo Dudamel)を迎えると発表した。2018/2019シーズンから音楽監督を務めているヤープ・ファン・ズヴェーデンは2023/2024シーズンを最後に退任することが決まっているが、ドゥダメルの就任は2026年から。
ドゥダメルはベネズエラ・バルキシメト生まれの42歳。オーケストラ初のラテン系音楽監督となる。音楽による社会教育システム「エル・システマ」から育った一人で、2009年からロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、2021/2022シーズンからパリ国立オペラの音楽監督を兼任している。ニューヨークに着任した時点でロサンゼルスは退任するという。
次期音楽監督をめぐっては、米国のメディアで、スザンナ・マルッキ、ダリア・スタセヴスカ、カリーナ・カネラキス、ナタリー・シュトゥッツマン、クラウス・マケラ、サントゥ=マティアス・ロウヴァリ、ハンヌ・リントゥ、ラファエル・パヤーレらの名前が取り沙汰されていた。
中でも、2016年にロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任、2022/2023シーズンでヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を退任するフィンランドのマルッキが有力候補として注目されていた。マルッキはリッカルド・ムーティ退任後のシカゴ交響楽団の後継音楽監督にも名前が挙がっている。
写真:Los Angeles Philharmonic
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ニューヨーク発 〓 グスターボ・ドゥダメルが2026年からニューヨーク・フィルの音楽監督・芸術監督に
2023/02/08
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