リューベック発 〓 市立劇場が音楽総監督シュテファン・ヴラダーとの契約を延長

2021/10/01

ドイツ・リューベック市立劇場が音楽総監督(GMD)を務めるシュテファン・ヴラダー(Stefan Vladar)との契約を延長した。ヴラダーは2019/2020シーズンからその任にあり、契約更改で任期は2026/2027シーズン終了まで延びる。

ヴラダーはウィーン生まれの56歳。6歳からピアノを始め、ウィーン国立音楽演劇大学に進み、18歳でウィーン楽友協会にデビューした。1985年にウィーンで行われた第7回「ベートーヴェン国際ピアノコンクール」で、オーストリア人として初めて優勝。1999年に母校の教授を務める一方、指揮者としての活動も本格化させ、2008年から2018年まではウィーン室内管弦楽団の首席指揮者も務めている。

リューベックはバルト海に面し、中世からハンザ同盟の都市として繁栄した古都。劇場の音楽総監督はリューベック市の音楽総監督も兼務しており、かつてはヘルマン・アーベントロート、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、クリストフ・フォン・ドホナーニがその任にあった。2013年から2017年までは沼尻竜典が務めていた。

写真:Ben Marden


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. パリ発 〓 パリ国立オペラが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  2. 東京発 〓 新国立劇場の無料ストリーミング「巣ごもりシアター」が第2弾のラインナップを発表

  3. ブリュッセル発 〓 モネ劇場が《薔薇の騎士》を無料ストリーミング

  4. ボン発 〓 ディルク・カフタン指揮のボン・ベートーヴェン管がベートーヴェンの交響曲第10番を世界初演

  5. 訃報 〓 オットー・シェンク(94)オーストリアの演出家

  6. モスクワ発 〓 ユロフスキがスヴェトラーノフ記念ロシア国立響の芸術監督兼首席指揮者を退任、名誉指揮者に

  7. シカゴ発 〓 シカゴ・リリック・オペラも2020/2021シーズン全体をキャンセル

  8. ハンブルク発 〓 ハンブルク州立歌劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  9. クリーブランド発 〓 クリーブランド管が2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  10. モスクワ発 〓 チャイコフスキー記念大交響楽団の首席客演指揮者にフェリックス・コロボフ

  11. ルツェルン発 〓 ピアノのアルゲリッチが約1ヵ月ぶりに現場復帰、心臓の検査と治療経て

  12. 東京発 〓 2020年東京五輪・パラリンピックの公式文化プログラム、ドミンゴの代役決まる

  13. ボストン発 〓 ボストン響が給与カットと一時休職で合意、タングルウッド音楽祭に希望繋ぐ

  14. ミュンヘン発 〓 ザクセン州立オペラに続いてバイエルン州立オペラも公演をキャンセル、新型コロナの感染者急増で

  15. クリーブランド発 〓 空席のコンサートマスターのポジションめぐり、クリーブランド管弦楽団がオーディション

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。