ザクセン州政府が州立歌劇場(ゼンパーオパー)の次期芸術監督にオーストリア・グラーツ歌劇場の芸術監督ノラ・シュミット(Nora Schmid)を迎える、ことを決めた。バルバラ・クレプシュ(Barbara Klepsch)社会・消費者保護大臣が発表した。2023/24シーズンを最後に退任するペーター・タイラーの後任で、任期は2024/2025シーズンから。
シュミットはスイス・ベルン生まれの42歳。ザクセン州立歌劇場では2010/2011シーズンからグラーツへ転出した2015/16 シーズンまでウルリケ・へスラー芸術監督の下で主任ドラマトゥルクなどを務めており、古巣に復帰する格好。グラーツは2022/2023シーズンを最後に退任する。
クレプシュ大臣は2023/2024シーズンを最後に州立劇場の首脳陣を総入れ替えを既に表明しており、ザクセン州立歌劇場管弦楽団(ドレスデン・シュターツカペレ)の首席指揮者を務めるクリスティアン・ティーレマンの退任も決まっている。
写真:Semperoper Dresden / Daniel Koch
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ドレスデン発 〓 ザクセン州立歌劇場の次期芸術監督にグラーツ歌劇場のノラ・シュミット
2021/06/09
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