ベルリン発 〓 ベルリン・シュターツカペレが創立450年

2020/01/03

ベルリン州立歌劇場のオーケストラ、ベルリン・シュターツカペレ(Staatskapelle Berlin)が2020年に創立450年を迎えた。1日、その節目の年が幕を開けた。それを記念して、2月のシンポジウムを皮切りに、2020年は記念イベントが続く。4月に行われている音楽祭「フェストターゲ」はベートーヴェンの生誕250年を記念して、4回のコンサートで9曲の交響曲の全曲演奏に取り組む。また、「フェストターゲ」では、歴史的な録音を含めた全集がグラモフォンから発売される。創立記念コンサートは9月。

ベルリン・シュターツカペレの前身は1570年、ブランデンブルクのヨアヒム2世皇太子によって宮廷オーケストラとして設立されたアンサンブル。世界最古のオーケストラの一つとして知られ、1742年にプロイセン王フレデリック大王によって宮廷歌劇場の開場すると、歌劇場の座付きオーケストラとなった。戦前はヴィルヘルム・フルトヴェングラー、エーリッヒ・クライバー、オットー・クレンペラー、ブルーノ・ワルターたちが指揮台に立った。

戦後は東ドイツを代表する国立歌劇場となり、ヨーゼフ・カイルベルト、フランツ・コンヴィチュニー、ハインツ・レーグナー、オトマール・スイトナーといった名指揮者が音楽監督を務めてきた。東西ドイツの統一時には存続も取り沙汰されたが、1992年にダニエル・バレンボイムが音楽監督に就任すると評価が逆転。演出家ハリー・クプファーとワーグナー作品の連続上演などに取り組むなど、彼の強烈なリーダーシップの下で強烈な存在感を放つようになった。

写真:Staatsoper Unter den Linden


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. 訃報 〓 ノルベルト・バラチュ(92)オーストリアの合唱指揮者

  2. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場が“Nightly Met Opera Streams”の第11週、第12週のラインナップ発表

  3. 訃報 〓 ハロルド・バッド(84)米国の作曲家、ピアニスト

  4. カンヌ発 〓 カンヌ国立管弦楽団の音楽監督にホリー・ヒョン・チェ

  5. 訃報 〓 ミヒャエル・ギーレン(91)ドイツの指揮者

  6. 訃報 〓 アンソニー・ペイン(84)英国の作曲家

  7. ミラノ発 〓 スカラ座が2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  8. マルチナ・フランカ発 〓 ヴァッレ・ディートリア音楽祭の次期芸術監督にセバスチャン・シュワルツ

  9. 訃報 〓 ジークムント・ニムスゲルン(85)ドイツのバス・バリトン歌手

  10. オスロ発 〓 オスロ・フィルがラウス・マケラとの契約を更新、首席指揮者就任前の異例の延長

  11. 訃報 〓 ケネス・ギルバート(88)カナダ出身のチェンバロ奏者

  12. ロンドン発 〓 演出家のグレアム・ヴィック、指揮者のジェーン・グラヴァーに「サー」と「デイム」の称号

  13. ウィーン発 〓 国立歌劇場が無料のストリーミング配信再開、劇場閉鎖に合わせて

  14. フィラデルフィア発 〓 ピアニストのゲイリー・グラフマンがカーティス音楽院を退任

  15. アムステルダム発 〓 コンセルトヘボウが5月いっぱい閉鎖、「マーラー音楽祭」もお流れ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。