今年で92回となるアカデミー賞の授賞式で、女性指揮者が史上初めてオーケストラの指揮台に立つことになった。起用されるのはアイルランドの指揮者で、“ゲーム音楽演奏の女王”として知られるアイミア・ヌーン(Eimear Noone)。授賞式を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が1月23日に発表した。ヌーンは現地時間の2月9日に行われる授賞式で、42名で編成されるオーケストラを指揮して、ノミネート5作品を演奏するという。
ヌーンはアイルランド中部キルコンネルの生まれ。ダブリンのトリニティカレッジ卒業して作曲家、指揮者として活躍している。ステージ上に浮かび上がるマリア・カラスの3D映像とオーケストラの生演奏を組み合わせたホログラム・コンサートの世界ツアーの指揮者にも起用され、5月の日本公演で東京フィルハーモニー交響楽団を指揮することになっている。作曲賞のノミネート作品と作曲家は以下の通り。
・ヒドゥル・グドナドッティル:『ジョーカー』
・アレクサンドル・デスプラ:『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
・ランディ・ニューマン:『マリッジ・ストーリー』
・トーマス・ニューマン:『1917 命をかけた伝令』
・ジョン・ウィリアムズ:『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
写真:polyarts
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