ベルリン発 〓 ベルリン放送響の首席客演指揮者にカリーナ・カネラキス

2019/04/03
【最終更新日】2020/04/06

ベルリン放送交響楽団(Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin)が首席客演指揮者に米国人のカリーナ・カネラキス(Karina Canellakis)を迎えることになった。

ベルリン放送響は1923年の設立。第二次大戦後は東ドイツに属し、ドイツ統一後もそのままベルリン放送オーケストラとして活動している。

首席指揮者は2017年からウラディーミル・ユロフスキはが務めている。任期は2022/23シーズンまであるが、ユロフスキは2021/2022シーズンからバイエルン州立歌劇場の音楽総監督に就任することが決まっている。

カネラキスは1981年、ニューヨーク生まれ。ヴァイオリン奏者としてスタート、ジュリアード音楽院を卒業した。

その後、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のオーケストラ・アカデミーなどで研鑽を積んだ後、指揮者に転身。2016年にショルティ指揮者コンクールで優勝した。

ダラス交響楽団でヤープ・ヴァン・ズヴェーデンのアシスタントなどを経て、2019/2020シーズンからオランダ放送フィル(Radio Filharmonisch Orkest)の首席指揮者に就任する。

写真:karinacanellakis.com


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