2023年からオーケストラ初の女性コンサートマスターを務めてきたヴィネタ・サレイカ=フォルクナー(Vineta Sareika-Völkner)の退団が明らかになった。コンサートマスターとしての最後のコンサートは来年2月になるという。
SNSへの投稿で、「豊かでエキサイティングな3年間を終え、私はオーケストラを去る決断をしました。ベルリン・フィル初の女性コンサートマスターを務めさせていただき、大変光栄でした。このユニークな人生経験、素晴らしいコンサート、感動的な出会いに心から感謝しています。しかし、この数年間で得た多くの貴重な学びのひとつは、この特別なオーケストラの一員であることは、私が将来進みたい道ではないということです」と述べている。
サレイカ=フォルクナーはラトビア・ユールマラ生まれの38歳。パリ国立高等音楽院、ベルギーのエリザベート王妃音楽院で学び、ベルギーのロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターなどを経て、2012年からアルテミス弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンに就任した。
その後、2021年の弦楽四重奏団の解散、出産を経て、2022年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入団し、第1ヴァイオリンのセクションに加わり、2023年2月に140年のオーケストラの歴史の中で初めての女性コンサートマスターに就任した。
写真:Priska Ketterer / Lucerne Festival
もっと詳しく ▷
ベルリン発 〓 ベルリン・フィル初の女性コンサートマスター、ヴィネタ・サレイカ=フォルクナーが退団へ
2024/09/11
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。