ドイツの指揮者マルクス・ポシュナー(Markus Poschner)がオーストリア・リンツのブルックナー管弦楽団(リンツ州立歌劇場管弦楽団)の首席指揮者を退任することを発表した。ポシュナーは2017年からその任にあり、2026/2027シーズンが最後のシーズンになるという。
ポシュナーはミュンヘン生まれの53歳。ミュンヘン音楽演劇大学で学び、コリン・デイヴィスやロジャー・ノリントンの元で研鑽を積んだ。2015年からスイス・ルガーノのスイス・イタリア語放送管弦楽団の首席指揮者も務めている。
ブルックナー管とは、2020年の「オーストリア音楽劇場賞」の最優秀オーケストラ賞を獲得。また、ポシュナーがブルックナー管とオーストリア放送交響楽団を指揮して完成させたブルックナーの交響曲全集が「国際クラシック音楽賞」2024の「特別業績賞」を受賞したばかり。
2022年、2023年と、2年連続でバイロイト音楽祭で《トリスタンとイゾルデ》を指揮している他、2025/2026シーズンからはアイヴァー・ボルトンの後任として、スイスのバーゼル交響楽団の首席指揮者に就任することが決まっている。
写真:Brucknerhaus Linz / Reinhard Winkler
リンツ発 〓 マルクス・ポシュナーがブルックナー管の首席指揮者を2026/2027シーズンで退任
2024/02/14
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