ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker)の首席フルート奏者、セバスチャン・ジャコー(Sebastian Jacot)が11月で退団することになった。理由は「試用期間をクリアできなかったから」。オーディションは来年3月初めに行われるという。
ジャコーはジュネーヴ生まれの37歳。ジュネーブ音楽院で学び、2013年の第8回「神戸国際フルート・コンクール」第1位など受賞歴多数。クラウディオ・アバド率いるマーラー室内管弦楽団で演奏したり、2008年の「サイトウ・キネン・オーケストラ」で首席を務め、2014年からライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者を務めていた。
ジャコーは2022年5月、マチュー・デュフォーの後任としてオーディションに合格、試用期間が続いていた。ベルリン・フィルでは、女性として初めてコンサートマスターに就任したヴィネタ・サレイカ=フォルクナーが試用期間終了前の退団を発表したばかり。次席フルートとピッコロも空席になっている。
写真:Berliner Philharmoniker
ベルリン発 〓 ベルリン・フィルの首席フルート、セバスチャン・ジャコーが「試用期間をクリアできず」で退団へ
2024/09/13
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