ベルリン・ドイツ・オペラ(Deutsche Oper Berlin)が音楽総監督を務めるドナルド・ラニクルス(Donald Runnicles)が任期切れ前に退任すると発表した。ラニクルズは2009年からその任にあり、任期は前回の契約更改で2027年まで延長されているが、1年早めて2026年で退任するという。
ラニクルスはスコットランドのエディンバラ生まれの68歳。数少ないサウスポーの指揮者で、サンフランシスコ・オペラの音楽監督(1992ー2009)、BBCスコティッシュ交響楽団の首席指揮者(2009ー2016)などを歴任、著名な歌劇場、オーケストラへの客演を重ねてきた。
米国では、2001年からアトランタ交響楽団の首席客演指揮者を務めている他、米国北西部グランドティトン国立公園の麓の街ジャクソンを中心に行われている音楽祭の音楽監督を2006年から務めるなど旺盛な活動を展開。さらに注力する意向で、家族の事情もあって退任を早めるという。
写真:Sydney Symphony Orchestra
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ベルリン発 〓 ドナルド・ラニクルスがベルリン・ドイツ・オペラの音楽総監督退任へ
2023/09/03
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