作曲家ヘンデルの旧居を使った「ヘンデル博物館」の拡張・改修工事が終わった。ヘンデルが引っ越してきてから300年となる2023年5月18日にリニューアル・オープンするという。
ヘンデルの旧居はブルック・ストリート25番地にあり、1723年から1759年に亡くなるまで住んだ場所。その36年間はヘンデルにとって創作意欲と商業的成功に沸いていた時期で、《メサイア》など多くの作品がそこで書かれている。
1968年、その建物の隣の建物に伝説のロック・ミュージシャン、ジミ・ヘンドリックスが転居。絶頂期にあったヘンドリックスにとってのロンドンの重要な拠点となったことで、その部屋も現在は博物館となり、「ヘンデル博物館」と行き来が出来るようになっている。
今回の拡張・改修工事は「ハレルヤ・プロジェクト」と名付けられ、最近まで高級品店だった地下と1階を修復。地下には当時のキッチンが忠実に再現され、1階は客人やパトロンを迎えた応接間や新作のチケットを発売した部屋も復元されるという。
写真:Handel House / James Newton
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