フィンランドの首都ヘルシンキで行われる第12回「シベリウス・ヴァイオリン・コンクール」が8日、予備審査を通過していたロシア人二人、ガリヤ・ジャーロワ(Galiya Zharova)、ラヴィル・イスリャモフ(Ravil Islyamov)の参加を取り消した。
コンクール委員会は「ウクライナでの戦争と残虐行為の発覚により、他の参加者とコンクール全体を守るために、ロシアの参加者をコンクールから除外することを決定しました」と声明を出している。
コンクールは1965年の創設。若いヴァイオリニストのための登竜門として知られ、世界で最も権威のあるコンクールの一つ。5年に一度の開催で、2020年が開催年だったが、新型コロナウイルスの世界的流行で1年以上延期され、この5月18日から29日に開催される。
コンクール委員会は3月7日、自らが加盟する国際音楽コンクール世界連盟(WFIMC)の「国籍だけを理由に出場者を排除してはならない」というガイドラインに従い、「すべての出場者は純粋に芸術的なメリットによって審査される」として、ウクライナ人二人、ロシア人二人の参加を認めていた。
写真:International Sibelius Violin Competition
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ヘルシンキ発 〓 シベリウス・コンクールがロシア人二人の参加を取消
2022/04/10
【最終更新日】2022/04/11
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