カナダのホーネンス国際ピアノ・コンクール(Honens International Piano Competition)が新型コロナウイルス感染の収束が見通せないことから、1年延期することを発表した。
コンクールは1991年、慈善家エスター・ホーネンスによって設立され、出場できるのは20歳から30歳。3年に一度、10月に本選がカルガリーで行われている。賞金が100,000カナダ・ドル(約850万円)と高額で、受賞者には3年間のキャリア・アップ・プログラムが与えられる。
伝統的なコンクールとはスタイルが違い、ベルリン、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨークの4都市で、事前の書類審査で選ばれた50人のピアニストが自分の考えたプログラムを同じ条件で演奏した上、インタヴューを受け、その録画で予備審査が行われる。
また、ステージ・パフォーマンスに加え、プログラム構成力、観客とのコミュニケーション能力も同時にチェックするのが目的。10人が出場する本選では、伴奏能力も問われる。
過去の受賞者にはドミトリー・チェチェーリン、ドミトリー・チェチェーリン、クシシュトフ・ヤブウォンスキ、ウィンストン・チョイ、ロベルト・プラーノ、パヴェル・コレスニコフ、ニコラス・ナモラゼらがいる。
写真:Honens International Piano Competition
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カルガリー発 〓 ホーネンス国際ピアノ・コンクールが1年延期を発表
2021/03/04
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