フランスの指揮者アリアーヌ・マティアク(Ariane Matiakh)がドイツのハレ州立劇場の音楽総監督を辞任した。1月30日付。9月に幕を開けた2019/2020シーズンから活動を始めたばかりで、半年足らずでの辞任となった。
発表では本人の申し出とあるだけで、理由は明らかにされていない。ただ、辞任後も予定されていた公演は指揮するという。ハレは別名ザーレとも呼ばれるライプツィヒに近い街で、作曲家ヘンデルの出生地として知られ、毎年6月上旬にヘンデル音楽祭が開催されている。
マティアクは1980年の生まれで、ピアノと声楽を学んだ後、ウィーン音楽演劇大学で指揮を学んだ。その後、エマニュエル・クリヴィヌ、アルミン・ジョルダン、ジェームズ・コンロンらのアシスタントを務めて研鑽を積んだ。2008年にロンドン交響楽団が主宰する「ドナテッラ・フリックLSO指揮コンクール」のファイナリストとなった後、ヨーロッパを中心に活躍の場を広げている。
写真:arianematiakh.com / Marco Borggreve
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ハレ発 〓 アリアーヌ・マティアクが半年足らずで音楽総監督を辞任
2020/02/05
【最終更新日】2021/11/17
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