ハレ発 〓 アリアーヌ・マティアクが半年足らずで音楽総監督を辞任

2020/02/05
【最終更新日】2021/11/17

フランスの指揮者アリアーヌ・マティアク(Ariane Matiakh)がドイツのハレ州立劇場の音楽総監督を辞任した。1月30日付。9月に幕を開けた2019/2020シーズンから活動を始めたばかりで、半年足らずでの辞任となった。

発表では本人の申し出とあるだけで、理由は明らかにされていない。ただ、辞任後も予定されていた公演は指揮するという。ハレは別名ザーレとも呼ばれるライプツィヒに近い街で、作曲家ヘンデルの出生地として知られ、毎年6月上旬にヘンデル音楽祭が開催されている。

マティアクは1980年の生まれで、ピアノと声楽を学んだ後、ウィーン音楽演劇大学で指揮を学んだ。その後、エマニュエル・クリヴィヌ、アルミン・ジョルダン、ジェームズ・コンロンらのアシスタントを務めて研鑽を積んだ。2008年にロンドン交響楽団が主宰する「ドナテッラ・フリックLSO指揮コンクール」のファイナリストとなった後、ヨーロッパを中心に活躍の場を広げている。

写真:arianematiakh.com / Marco Borggreve


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. 訃報 〓 辻久子(95)日本のヴァイオリン奏者

  2. ベルリン発 〓 クシシュトフ・ポロネクが正式にベルリン・フィルのコンサートマスターに

  3. ウィーン発 〓 ニューイヤー・コンサートの「ラデツキー行進曲」のアレンジを一新

  4. ニューヨーク発 〓 ドローラ・ザジックが引退を表明

  5. ライプツィヒ発 〓 ライプツィヒ市立オペラが2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  6. ロサンゼルス発 〓 ロサンゼルス・オペラが届かない舞台装置を急きょ自作、2021/2022シーズンは予定通りの開幕

  7. 訃報 〓 ナイジェル・ロジャース(86)英国のテノール歌手

  8. アムステルダム発 〓 エド・デ・ワールトに改めて「副指揮者」の称号

  9. トゥーロン発 〓 トゥーロン歌劇場の音楽監督にヴィクトリアン・ヴァノステン

  10. ウィーン発 〓 国立歌劇場、2月第2週のストリーミング配信のラインナップを発表、あの《フィガロの結婚》も

  11. ミラノ発 〓 スカラ座が音楽監督のリッカルド・シャイーとの契約を延長

  12. リヨン発 〓 リヨン国立オペラがバレエ団の芸術監督ヨルゴス・ロウコスを解任

  13. リスボン発 〓 グルベキアン管の音楽監督にハンヌ・リントゥ、ロレンツォ・ヴィオッティの後任

  14. オーデンセ発 〓 オーデンセ響の首席指揮者にピエール・ブリューズ

  15. ローマ発 〓 ローマ歌劇場が2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。