ヴァイオリニストの青木尚佳(Naoka Aoki)がミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(Münchner Philharmoniker)のコンサートマスター陣に加わることになった。先頃行われたオーディションで決まった。早ければ、年明けにもオーケストラ初の女性コンサートマスターの誕生となる。
青木は東京生まれの28歳。2009年の第78回「日本音楽コンクール」で第1位を獲得、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを経て、ロンドンの王立音楽大学、王立音楽院で学んだ。
2014年には、フランス・パリで行われた「ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール」で第2位を獲得。ロンドンを拠点にヨーロッパ中心に活動するかたわら、2018年秋からはミュンヘン音楽大学でアナ・チュマチェンコの下で研鑽を積んでいた。
ミュンヘン・フィルの首席指揮者は2015年からワレリー・ゲルギエフ。計画では、本拠地のホール「ガスタイク」の工期5年の全面改修工事が今年から始まり、オーケストラは南部ゼンドリング地区に新たに建設される市のホールで活動を行うことになっている。
写真:naokaaoki.com / Shigeto Imura
ミュンヘン発 〓 青木尚佳がミュンヘン・フィルのコンサートマスターに
2020/10/11
【最終更新日】2020/10/12
- コメント: 1
女性の場合、コンサートマスターと言わず、コンサートミストレスと言いますよ。