米国の「ゴールデングローブ」賞が5日に発表され、映画部門の主演女優賞を「アイム・スティル・ヒア」のフェルナンダ・トーレスが受賞した。「マリア」で世紀の名歌手マリア・カラス(Maria Callas)を演じたアンジェリーナ・ジョリーもノミネートされていた。
賞は映画やテレビ・ドラマなどに贈られるもので、今年は第82回。テレビ・ドラマ部門で俳優の真田広之がプロデュース・主演した「SHOGUN 将軍」が作品賞を受賞、主演男優賞に真田、主演女優賞にアンナ・サワイ、助演男優賞に浅野忠信がそれぞれ選ばれ、ノミネートされた4つの賞すべてを受賞して話題をさらった。
映画「マリア」はマリア・カラスの生涯を描いた伝記映画で、映画は人生最後の週が物語の舞台。監督はチリ出身のパブロ・ララインで、ジャクリーン・ケネディ・オナシスとダイアナ妃をそれぞれ描いた歴史的伝記映画「ジャッキー」、「スペンサー」に続く、伝記物第3弾となる。
ギリシャ系移民の子としてニューヨークに生まれたカラスは1950ー1960年代、テクニックに裏打ちされた歌唱と心理描写とその演技でオペラ界を席巻。1977年9月にパリで、心臓発作により53歳の若さで亡くなったが、ドラマティックな人生もあって、「20世紀最高のディーヴァ」としていまも多くの人を魅了してやまない。
写真:Netflix / Pablo Larraín
ロサンゼルス発 〓 マリア・カラスを演じたアンジェリーナ・ジョリー、「ゴールデン・グローブ」賞の主演女優賞の受賞逃す
2025/01/07
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