ヴィースバーデンのヘッセン州立劇場が音楽総監督(GMD)パトリック・ランゲ(Patrick Lange)が任期を残して退任すると発表した。任期は2022/2023シーズン終了まで残っている。芸術総監督(インテンダント)のウーヴェ・エリック・ローフェンバーグとの方向性が合わないためという。
バイエルン州ロート生まれの40歳。ヴュルツブルク音楽大学、チューリッヒ芸術大学などで学び、ベルリンのコーミッシェ・オーパーの音楽総監督を務めた後(2010–2012)、2017/18シーズンからヘッセン州立劇場の音楽総監督を務めてきた。
劇場では突然の退任を受け、11月のワーグナー《トリスタンとイゾルデ》はミヒャエル・ギュトラーを代役に立て、来年1月のチャイコフスキー《スペードの女王》はオレグ・カエターニ、来年3月の《ドン・カルロ》はアントネッロ・アッレマンディに代役を頼むという。
写真:Ansgar Klostermann / RMF
ヴィースバーデン発 〓 パトリック・ランゲが任期残してヘッセン州立劇場の音楽総監督を退任、芸術総監督との方向性合わず
2021/09/30
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