訃報 〓 ジャンナ・ロランディ, アメリカのソプラノ歌手

2021/06/21

アメリカのソプラノ歌手ジャンナ・ロランディ(Gianna Rolandi)が亡くなった。68歳だった。コロラトゥーラ・ソプラノとして欧米の歌劇場で活躍。夫君は指揮者のアンドルー・デイヴィス。

ニューヨークの生まれで、サウスカロライナのスパルタンバーグで、ソプラノ歌手の母親、医師の父親の元で育った。ヴァイオリンを習って音楽の道に入り、ブレバード音楽センターを経てフィラデルフィアのカーティス音楽学校を卒業。その年1975年にニューヨーク・シティ・オペラと契約した。

ニューヨーク・シティ・オペラには《ホフマン物語》オリンピア役でデビュー。1979年には《薔薇の騎士》のゾフィー役でメトロポリタン歌劇場にデビュー。さらに1980年の引退後にニューヨーク・シティ・オペラのゼネラル・マネージャーを務めた名ソプラノのビバリー・シルズの下で研鑽を積んだ。

1981年にはイギリスのグラインドボーン音楽祭に出演してヨーロッパ・デビューを飾り、1986年にはシカゴのリリック・オペラに《オルランド》ドリンダ役でデビューしている。1989年にはメトロポリタン歌劇場やグラインドボーン音楽祭の公演で共演したアンドルー・デイヴィスと結婚、英国に拠点を移した。

歌手活動からは1994年に引退。デイヴィスが2000年にシカゴのリリック・オペラの音楽監督兼首席指揮者に任命されたのを機にアメリカに戻り、2002年から2013年までシカゴのリリック・オペラのディレクター兼主任インストラクターを務めた。

写真:Cheri Eisenberg / Lyric Opera of Chicago


関連記事

  1. トロント発 〓 カナダ国立バレエ団が元バレリーナのマリア・セレツカヤを常任指揮者に

  2. ザルツブルク発 〓 夏の音楽祭が“縮小版”プログラムを発表

  3. ベルリン発 〓 コンツェルトハウスが無観客公演をストリーミング中継

  4. パリ発 〓 フランスの劇場は4月の公演をキャンセル、文化大臣も新型コロナウイルスに感染

  5. ウィーン発 〓 国立歌劇場が新制作の《パルジファル》を18日にストリーミング

  6. パリ発 〓 フランスの夏の音楽祭も相次いで中止を発表

  7. ベルリン発 〓 ベルリン・フィルのメンバーに初のトルコ人

  8. ウィーン発 〓 今年は夏の夜のコンサートの無料開放なし、ウィーン・フィル

  9. アトランタ発 〓 アトランタ・オペラ衣装部がマスク製作に奮戦

  10. ベルリン発 〓 ベルリン州立オペラが新制作の《フィガロの結婚》をライブ・ストリーミング

  11. サンフランシスコ発 〓 サンフランシスコ響が2020年のすべての公演をキャンセル

  12. ブカレスト発 〓 ブカレスト国立オペラの芸術監督にイスラエルの指揮者エイタン・シュマイザー

  13. ロサンゼルス発 〓 カルダー四重奏団のメンバーが交代

  14. フィレンツェ発 〓 フィレンツェ歌劇場が新制作の《リゴレット》、《コジ・ファン・トゥッテ》をストリーミング配信

  15. サリー発 〓 英国のグランジ・パーク・オペラが音楽祭の開催を断念、夏の音楽祭で初

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。